更新日: 2024.10.10 貯金

そろそろアフターコロナに向けて、欲しいもの、やりたいことのために貯金を始めてる?

そろそろアフターコロナに向けて、欲しいもの、やりたいことのために貯金を始めてる?
みなさんは毎月どれくらい貯金していますか?
 
家を購入するため、子どもの教育のためといった長期の目的もあれば、近々の旅行のためや欲しいものを買うためなど、さまざまな理由がありそうです。
 
株式会社ネストエッグ(本社:東京都千代田区)が、自社が運営する自動貯金アプリ「finbee」の2020年12月末から2021年12月末にかけてのデータを分析しました(※)。
 
みんなはどんな目的でどのくらい貯金をしているのでしょうか。昨年と比べて変化はあったのでしょうか。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

2021年12月時点の貯金額は20.6万円。前年からの増加率は半分に

2021年12月時点の1人当たりの貯金額は、206,384円でした。
 
2020年12月末時点では176,181円だったので、30,203円増加しています。2020年はその前の年と比べて65,510円増加したので、増加額は半分以下に減っています。
 
2020年はコロナ1年目で巣ごもり生活をしていたほか、1人10万円の給付金もあり、貯金ができたという人が多かったのではないでしょうか。2021年はコロナとの付き合い方が身についたのか、2020年に比べると趣味や旅行での消費が増加しており、貯金に回すお金が減ったと思われます。
 
年代別の貯金増加額を比較すると、20代の増加幅が+43,013円と最も多く、40代の+14,314円が最も少なくなりました。40代は子どもの教育費や家族サービスなどで支出が多いため、貯金に回せるお金が少なかったのではないでしょうか。
 

コロナ収束を見据えて旅行のために貯金を開始した人が増えた

新たに貯金をする際の目的をみると、新型コロナウイルスの新規感染者数の落ち着きがみられた10月頃から、「旅行」目的の貯金の割合が大きく伸びました。コロナの収束を見据えて、旅行のために貯金を開始した人が増えたと思われます。
 
貯金目標金額の総額は、「旅行」関連が53.5億円、「趣味」関連が27.1億円、「クルマ」関連が55億円、「お家」関連が81.5億円となっており、住宅購入資金を貯めることが目的の人が最も多くなっています。
 
増加額では「旅行」関連が15.1億円と最多に。アフターコロナを見越して2022年以降に旅行に行くための資金を準備しているようです。ここでまたコロナの感染者が増えていますが、いつか落ち着いた時の楽しみを考えたいですよね。
 

「推し貯金」を始める人が前年の2倍に

2021年12月末時点での貯金する目的の1人当たりの目標金額は、「旅行」が54.5万円、「趣味」が49.2万円、「クルマ」が73.1万円、「お家」が109.1万円となりました。
 
各カテゴリの具体的な貯金目的をみると、「趣味」のうち、好きなアイドルなどのライブやグッズに使う「推し貯金」に関する貯金が前年と比べて約2倍に増えています。最近“推し活”をしている人が増えていると、ニュースなどで見聞きしたことがありますが、本当に増えているようです。
 
現在オミクロン株が猛威を振るい、1日当たりの感染者数は非常に多い状況です。過去の疫病も何年かで落ち着いてきたので、新型コロナウイルスもいつかは収束するでしょう。
 
今は外出を自粛するなど我慢の時期ですが、コロナ収束の際に旅行に行く資金を貯め始めれば、日々の楽しみになりますよね。
 
出典
※株式会社ネストエッグ 【2021年貯金データ動向】
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
 

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集