高齢者の世帯、家計のどこを見直せばいい?

配信日: 2022.03.28 更新日: 2024.10.10

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高齢者の世帯、家計のどこを見直せばいい?
これから定年を迎える世代にとって、老後生活を不安に思っている方は多いでしょう。それにはまず、家計の収入と支出の金額を把握することが大切です。
 
将来年金がいくら位もらえるのかということも大事ですが、年金だけでは生活が成り立たないのが現状です。豊かな老後生活を送るために、家計の見直しを今から考えて見ましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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食費や交際費など変動する費用を見直す

家計の一番大きな支出となるのが。食費や水道光熱費です。基本的な節約方法ですが、水道は出し過ぎない、出しっぱなしにしない。電気も節電を心がけて生活する、など日頃からの節約が必要です。
 
電気、ガス、水道の使用量を減らすことはもちろんですが、電力会社や契約プランを変更も検討してみてはいかがでしょうか。節約しているのになかなか効果がみられない、と思っている方は、古い家電をお使いではないですか。初期費用は掛かってしまいますが、思い切って省エネ家電に買い換えるのも、電気代を抑える効果が高いので考えてみましょう。
 
それに加えて、無駄遣いをしないようにしたり、外食費を抑えることも大切です。交際費に関しては、子供や孫のための支出も抑えたいところです。かわいいからといって、お金の出しすぎには注意が必要です。趣味や娯楽も大切ですが、毎月金額を決めるなどして使い過ぎないようにします。
 
その他、高齢になってくると医療費がかかり、家計の負担となる場合があります。食費を抑えたいからといって、栄養が偏ってしまってはいけません。医療費を減らすためにも健康寿命を延ばす生活を心がけましょう。規則正しい生活や栄養のバランスがとれた食事、運動も欠かせません。運動は激しいものではなくて、散歩やウオーキングなど手軽にできるものでOKです。少しでも筋肉をつけて、足腰を鍛えてあげましょう。
 

固定費を見直す

固定費は毎月必ず一定のお金が出ていきます。見直すことで家計における経済削減効果は高くなり、もっとも効果を実感できる費目といえます。固定費の中でも、生命保険料などは家計の負担になっていることが多いです。保障や特約など必要なものだけに絞り、シンプルなものに見直します。その浮いたお金は貯蓄などにまわしてあげるとよいでしょう。
 
通信費では、携帯電話の料金プランの見直しも節約効果が高いのでお勧めです。購入してから契約内容を一度も確認していない場合、高い料金プランのままの可能性もありますので、確認してから今の自分にあった料金プランに変更することをお勧めします。
 
しかしながら、携帯電話や固定電話なども契約している以上、お金は毎月掛かってしまいますので、使用頻度の低いものは思い切って解約することも視野に入れて考えておきます。
 

自動車の処分

自動車を維持していくためには、燃料であるガソリンなどが必要のほか、税金、保険料、車検や整備などさまざまな費用がかかります。そのため、自動車を手放すと家計にかかる支出の大幅な減少が見込めます。
 
高齢になってくると、買い物や病院などに行くのに自動車がないと不便と考えてなかなか手放せない方もいるでしょう。また地域によっては移動手段がなくなって生活が成り立たなくなり困る、という方もいます。簡単には決めることができないと思われますがその場合は、自動車を維持していくための費用と、手放した場合の代替えの交通手段の費用などを比較検討してみることをお勧めします。
 

老後のために今からできることを

家計を見直すとなると、なかなか難しく感じることがあるかもしれません。これからの人生、自分にとって必要なものとは何なのか、改めて考え直すことが大切です。近い将来、困らないためにも今から少しずつ準備しておくことが重要です。豊かな老後生活を安心して迎えるためにも、日頃から節約を心がけ、まずは無理のない範囲でできることから家計の見直しを始めてみませんか。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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