更新日: 2022.04.20 家計

教育費と住宅ローンの支払いがある40代が老後資金を貯めるにはどうすればいい?

執筆者 : 柘植輝

教育費と住宅ローンの支払いがある40代が老後資金を貯めるにはどうすればいい?
40代といえば働き盛りの年代ではありますが、子どもの教育費の支払いや住宅ローンの返済に追われる年代でもあるかと思います。そういった状況では、収入が平均を大きく上回るなど特殊な場合ではない限り、思うように老後資金が貯まらないケースが多いのではないでしょうか。
 
教育費と住宅ローンという大きな支出を抱える40代が、老後資金を貯めるにはどうしたらいいのか解説していきます。
 
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

老後資金を貯めるための基本は収支の把握から

たとえ子どもの教育費とマイホームの住宅ローンを抱えていても、老後資金を貯めていくことは可能です。そのためにはまず、現状の家計の収支をできる限り正確に把握してください。
 
老後資金が貯められないという悩みがある方の多くは、正確な収支が把握できていません。ここをしっかり把握できていないと、無駄な支出が多かったり、収入に見合った生活ができていなかったりということに気づけず、計画的に老後資金を準備することが難しくなります。
 

一番簡単なのは余計な支出を減らすこと

家計の収支が正確に把握できたら、次は余計な支出を減らしていきます。
 
例えば、外食の回数が多いようなら減らす、携帯電話や電気・ガス代といった固定費について料金が安い事業者との契約に切り替える、コンビニの利用が多い場合はスーパーやドラッグストアで買い物するよう心掛けるなど、支出を抑えるために比較的簡単にできる方法があります。
 

保険とローンの見直しは重要

生命保険など各種保険について、加入してそのまま放置というのは賢明ではありません。家族の年齢やライフスタイルが変われば、保険で必要な保障も変わります。基本的には、子どもが独立に近づくほど保険により必要な保障も小さくなっていきます。
 
また、保険は加入すればいい、保険による保障範囲が広ければいい、というわけではありません。極端な話ではありますが、一家の大黒柱である方に万一のことがあったとき、1000万円の保険金があればいいという状況で、2000万円の保険金を用意するために割高な保険料を支払うのは現状に適した保険とはいえず、速やかに見直す必要があるでしょう。
 
同時に、住宅ローンを含む各種ローンの見直しなども並行して行いたいところです。住宅ローンは借り換えによって金利が下がったり、繰り上げ返済をすることで結果的に総返済額が少なくなったりして、後々、その分を老後資金に回せることもあります。
 
また40代の方の場合、20代や30代で加入した保険や借りたローンが、そのまま同じ条件で続いているというケースもあるため、この点を見直すと月々の支出が大きく減り、老後資金が貯められるようになるということも考えられます。
 

収入を増やして老後資金に回す

支出をこれ以上減らすことができない、あるいは支出を減らしても満足がいくほどの老後資金を準備できないという場合、収入を増やすことが必要になります。
 
収入アップには現在の職場での昇進、転職のほか、会社の就業規定にもよりますが副業をして収入を増やし、その分を老後資金に充てるというのも1つの方法です。
 

老後資金は無理のない範囲での準備を

教育費や住宅ローンの支払いに追われる40代でも、家計の収支や保険などを見直し、それと並行して収入アップを狙っていくことで、老後資金を貯めていくことができる場合があります。
 
しかし、老後は現在の延長線上にあるもので、今の生活を犠牲にして老後のために備えるというが正しいのかといえば、そうとも言い切れません。老後資金を貯める際は、現在の生活も大切にしながら現実的な範囲で行うようにしてください。
 
どうしても難しい、悩んでしまうというときは、ファイナンシャルプランナーなど専門家にライフプランの相談をすると解決できるかもしれません。
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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