固定費の見直しで格安SIMへの移行を検討中。家族4人で大手キャリアよりどのくらい節約できる?
配信日: 2022.07.30 更新日: 2024.10.10
ただ、家族割りを提供しているのは大手キャリアだけではありません。では、家族4人で大手キャリアから乗り換える場合、格安SIMならどのくらいお得になるのでしょうか。検証してみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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大手キャリアの家族割りを利用すると家族4人でいくらになる?
格安SIMは基本的に大手キャリアより料金が安く、使い方によっては携帯に関わる固定費を大幅に減らすことができます。ただ、家族で携帯を契約している場合、大手キャリアが提供する家族割りによって、全体として料金を安く抑えられる場合があります。
例えば、大手キャリアのひとつ、ソフトバンクが提供する「新みんな家族割」を例にとってみましょう。この家族割りでは、契約する合計回線数が多いほどお得な割引サービスを受けられます。
家族4人が「新みんな家族割」に加入したと仮定すると、1人が受けられる割引額は1210円です。4人家族でギガ使い放題の「メリハリ無制限」プランを契約し、「iPhone SE(第二世代)」を購入した場合のシミュレーションでは、1人あたりの月額料金が6128円、家族4人の合計で2万4512円となります。
もちろん、この金額はあくまでシミュレーションのひとつに過ぎず、購入するスマホやプランによって多少の変動を考慮に入れる必要があります。
格安SIMに移行したらどれくらい安くなる?
家族4人で格安SIMに移行するなら、まず家族割りプランを提供している格安SIMを選びましょう。大手キャリアは標準で家族割りが用意されていますが、格安SIMの場合は会社によっては家族割りが利用できないので、より固定費を効率的に節約するためにも家族割りの格安SIMが最適です。
例えば、Y!mobileの提供する家族割りなら、2回線目以降の月額料金が毎月1188円割引されます。同居している家族はもちろん、同居していない親戚や同一住所の同居人まで家族割りの対象に含まれ、最大9回線まで割引の恩恵を受けることが可能です。
Y!mobileに家族4人で乗り換えた場合の料金シミュレーションをしてみましょう。大手キャリアと契約する場合と同様、購入するスマホを「iPhone SE(第二世代)」と仮定し、契約するプランは20GB使えるシンプルMプランとします。
この条件なら、家族割りサービスの恩恵によって1人あたりの月額料金は3690円まで抑えることができます。家族4人の合計金額は1万4760円です。つまり、大手キャリアから格安SIMに乗り換えた場合、約1万円の固定費節約ができる計算になります。
ただ、格安SIMの契約プランによっては、合計金額がさらに安くなる場合もあります。通話をほとんどせず、データ通信もそこまで使わないなら、格安SIMのより安いプランで契約するのもひとつの手です。
逆に、通話を頻繁に使ったり、データ通信も多く利用するのであれば、むしろ大手キャリアの家族割りを利用していたほうが安く済む場合もあるので、キャリアを格安SIMに移行する際はしっかり料金をシミュレーションしてから乗り換えることが大切です。
家族の使い方に応じて工夫して契約し、固定費の節約につなげよう
契約するプランやスマホの使い方によっては、格安SIMに移行しても大手キャリアより料金が高くなってしまうこともあります。大手キャリアは通話料が無料になるプランなど、スマホを頻繁に使う人向けのプランが充実しています。
一方、格安SIMはライトユーザー向けのサービスが中心なので、家族で移行する場合は、同じ格安SIMでも家族一人ひとりの使い方によって契約するプランを分けるなど、工夫して契約するとよりお得になるでしょう。
出典
Softbank 新みんな家族割
Y!mobile 家族割引サービス
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部