更新日: 2024.10.10 貯金
【今日から始められる】お金を楽しく貯めるための方法を紹介!
貯めなければならないのなら、できるだけ楽しく貯めたほうが長続きするかもしれません。今回は、お金を楽しく貯める方法をご紹介します。
執筆者:飯田道子(いいだ みちこ)
ファイナンシャル・プランナー(CFP)、海外生活ジャーナリスト
金融機関勤務を経て96年FP資格を取得。各種相談業務やセミナー講師、執筆活動などをおこなっています。
どの金融機関にも属さない独立系FPです。
整理整頓から始めよう
お金を貯めたいと思うなら、まずやるべきことは、身のまわりを整理整頓することです。一見すると、整理整頓とお金を貯めることは無関係なように思われますが、想像以上に深い結びつきがあると筆者は考えます。
そもそもお金が貯められない原因の1つに「無駄遣い」があります。ただ、その無駄遣いの中には、ちょっとした注意をするだけで防げるものも少なくありません。そこで求められるのが在庫管理です。
スーパーなどへ出掛けると、「あれはあったかな?」「セール品だけど、在庫は少ないから買っても大丈夫だよね?」と買ってしまった経験が誰にでもあるのではないでしょうか。
日々の生活で把握しておくべきことは、手元に残っている食材には何があるのか、ストックしている食材や調味料、トイレットペーパー、洗剤などはどれくらいあるのか、などを把握しておくことが大切です。
身のまわりのものを把握していれば、いつが買い時かは分かりますし、あったのに買ってしまったなどのうっかりミスも防ぐことが可能になります。
整理整頓をすると、このうっかりミスの無駄遣いを防ぐだけでなく、生活スペースそのものが快適になります。生活スペースが快適になれば、今までと同じ暮らし方であっても、満足度があがるかもしれません。生活の質が向上すれば気持ちにゆとりが生まれる可能性がありますので、貯蓄にも目を向けやすくなるかもしれませんよ。
不用品をゲーム感覚で処分する
いらないモノは処分したほうが良いのですが、ただ処分しても、おもしろくはないですよね。
例えば、CDやDVD、本などを買い取ってもらうことがあると思います。このとき、あらかじめ貯金する金額を決めていくのもおすすめです。「1000円は貯金して、それ以上のリターンがあったら自由に使ってもよい」「●●●円以上のリターンがあったら、ご褒美としてランチを食べる」などと決めてから売りに出掛けるとよいかもしれません。
上記のような方法で不用品を売りにいくとゲーム感覚で処分できますし、何もしなければお金を生まないものがお金になるのですから、不用品は上手に現金化しましょう。現金化できないような不用品は、自治体の廃品回収を利用しましょう。収集日は限られていますが、リーズナブルに処分できることが多いです。
楽しいイベントをプランニングする
お金を貯めるためには、ライフプランを立てるとよいでしょう。ライフプランを立てることで「いつ・どのようなイベントがあるのかを知ることで、計画的にお金を貯める」と貯金額を想定し、貯金のために行動できるかもしれません。しかし、実際はそう簡単にはいかないこともありますよね。
ライフプランを立てることは、ぜひ取り組んでいただきたいことなのですが、堅苦しいイベントばかりでは、お金を貯めるモチベーションが上がらないこともあるでしょう。そこで試してほしいのが、楽しいイベントを組み込むことです。
一般的なライフイベントにプラスして、楽しいイベントを考えてみましょう。旅行や近場へのプチ旅行、おいしいものを食べにいく、遊園地に遊びにいくことなどをイベントに盛り込んでみます。そして、どのようにすれば、そのお金が準備できるのかを考えてみましょう。
具体的な貯蓄方法
貯める方法としては、まずは各種積み立てから始めることをお勧めします。
しかし、それらの楽しいイベントでせっかく貯まった資金をすべて使ってしまっては、ただ楽しい思い出ができただけでお金は貯まりません。そこで心がけてほしいのが差額貯金です。
まず、イベントを実現するためにはいくら必要なのかを考え、貯めるべき金額を明確にし、貯めていきます。イベントは、必ず予算以内で賄えるようにすることが大切なのですが、ポイントとしては、あらかじめお得なプランなどで予算を決めるのではなく、通常料金で見積もること。その後、割引チケットやお得な予約サイトを探して、実際にはもっともリーズナブルな料金でイベントを楽しむのがコツです。
通常料金 - リーズナブルな価格 = 差額残金
となります。この残りを貯金として貯めていけば、楽しい思い出とともに貯金も増えていきますよ。
面倒に思うかもしれませんが、楽しいイベントの準備なら苦にならないかもしれません。チャレンジする価値はあると思います。
執筆者:飯田道子
ファイナンシャル・プランナー(CFP)、海外生活ジャーナリスト