更新日: 2022.08.04 家計の見直し

4月の家計消費支出が前年同月比で「1.7%減」値上げに対する対策は?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

4月の家計消費支出が前年同月比で「1.7%減」値上げに対する対策は?
2022年4月に総務省が発表した「消費者物価指数」は、前年同月比で「2.1%」上昇しました。2%を超えるのは7年1ヶ月ぶりです。日本は物価上昇圧力が弱いとされていましたが、世界情勢や原料価格の高騰で値上げの波が押し寄せています。
 
本記事では、主に値上げへの対策テクニックを5つ紹介しています。
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家計を直撃する値上げラッシュ

2022年、食品や光熱費・ガソリン代などさまざまなジャンルで値上げが発表されました。給与は上がらないのにモノの値段は上がっていくといった状態が、今の日本でもあります。
 
4月の家計消費支出(2人以上の1世帯当たりの消費支出)は30万4510円で、前年同月比1.7%減となりました。使うお金が減少した要因の1つとして、値上げによる節約が挙げられるでしょう。何でも値上がりする時代、支出を抑えるためには節約など対策することが欠かせません。
 

値上げへの対策テクニック5選

値上げへの対策テクニックは下記の5つです。

●固定費や保険を見直す
●自動引き落としを見直す
●家計簿をつける
●いつもは利用しないスーパーに行ってみる
●「当たり前」という考えを変える

1つずつ見ていきましょう。
 

・固定費や保険を見直す

まずは、スマホ代や水道光熱費といった固定費を見直してみましょう。特にスマホは割安プランに切り替えれば、年間で3〜5万円ほど浮く可能性もあります。
 
住宅ローンの返済が負担になっているのなら、毎月の返済額の減額も考える必要があります。
 
あとは現在加入している生命保険や火災保険が本当に必要かも見直してみましょう。二重で加入しているケースや、余計なオプションを付け加えていないかもチェックすると良いでしょう。
 

・自動引き落としを見直す

自動引き落としもチェックしたい箇所の1つです。利用しないサービスが毎月引き落とされていたり、高額なサービスを継続したりしていることに気付くこともあるでしょう。
 
サブスクリプションサービスに加入はしたものの、全く利用しておらず毎月の引き落としに気付いていない人も多いでしょう。自動引き落としのチェックは、無駄な支出を把握する良い機会です。
 
固定費や保険なども、自動引き落としで明確に見えてくるでしょう。
 

・家計簿をつける

家計簿をつけることで細かい支出を把握できるようになります。例えば、毎日100円の飲料を3本買っていたとして、1ヶ月では9000円を支出していることに気付くでしょう。
 
手書きで家計簿をつけるのが面倒だという人もいるはず。その場合、レシートを読み込むと自動的に家計簿をつけてくれる家計簿アプリを活用すると良いでしょう。家計簿をつけるだけで簡単に節約できます。
 

・いつもは利用しないスーパーに行ってみる

いつもは利用しないスーパーに行ってみることも大切です。スーパーは同じ店を選ぶ人が多いですが、あえてライバル店や遠い店に行ってみましょう。すると、値段の違いや品ぞろえの違いを把握できるようになります。
 
特定の日は5%引きだったり、アプリで割引クーポンが使えたりと、さまざまな発見ができます。行動範囲を変えるだけで、効率よく割安生活できるようになることが期待されます。
 
スーパーに限らず、寄り道感覚や散歩がてらに新しい場所へ行くといろいろな発見があるでしょう。
 

・「当たり前」という考えを変える

お金を支出する際、「当たり前」という認識を変えてみましょう。人は常日頃から購入している商品であれば、無意識のうちに手に取って購入しがちです。
 
商品を購入する際は「本当に、自分に必要か」と問いかけることが重要です。そうすれば、「もっと安い商品でも良いのではないか」と考えられるはずです。
 
安くて高品質・安くておいしい商品はたくさんあります。例えば、1日300円節約するだけで、月に約1万円も節約できるのです。
 

対策をとって値上げラッシュを乗り切ろう!

本記事では、値上げに対する対策テクニックを5つ紹介しました。さまざまなものが値上がりする昨今、対策をとって支出を抑えることが必要不可欠です。
 
本当にその支出は必要なのかどうか、生活の質を落とさずに支出を減らせないか、試行錯誤することが大切です。
 

出典

総務省統計局 消費者物価指数(CPI)結果
総務省統計局 家計調査報告 ―月・四半期・年―
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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