「大人1人あたりの食費」はいくらくらい?物価上昇の続く今、どうやって節約してる?
配信日: 2022.09.28 更新日: 2024.10.10
費目別に見ると、「食料」は前年同月比4.4%で、「生鮮食品」は8.3%と高くなっています。内訳を見ると、「生鮮魚介」が13.1%、「油脂・調味料」が7.3%、「穀類」(5.7%)が高いようです。特に、食用油は40.3%、「さけ」が21.9%となっており、輸入品もしくは原材料が輸入の場合、円安の影響を受け、価格が高騰しています。
また、「水道高熱」も前年同月比14.7%と値上がりしており、電気代は19.6%、ガス代も18.8%となっています。
このようにさまざまなモノの価格が高騰しており、私たちの暮らしを圧迫しています。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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日常で9割の人が節約を意識。まずは食費から
このような物価の上昇を背景に、くらし情報メディアの「ヨムーノ」を運営する株式会社ロコガイドは、節約意識に関するアンケート調査を実施しました。
日常で節約を意識しているか聞いたところ、「常に意識している」(35.8%)、「やや意識している」(51.9%)合わせて87.7%と9割近くを占めました。節約を実践している分野で最も多いのは「食品」が77.8%でした。
次いで「日用品」が54.5%、「外食・テイクアウト」が47.5%となりました。以下、「電気」(46.5%)、「衣類・ファッション」(40.4%)、「水道」(32.3%)などが挙げられました。電気水道代も大きく値上がりしているため、できるだけ節約したいところです。
現在実践している節約術については、「無駄な買い物をやめる」が61.6%で最も多い結果となりました。次いで「ポイントを貯めるカードを厳選する」(57.6%)、「お店でクーポンを利用する」(55.6%)、「クーポンがないか事前にチェックする」(53.5%)が5割を超えています。ポイントを貯めたり、クーポンを使ってお得に買い物をしたりしているようです。
教育費は節約したくないという人が半数
一方、できれば節約したくないものについては、「教育」が50.9%で最も多い結果となりました。子どもが将来より多くの選択をできるように、教育費は抑えたくないという人が約半数でした。
次いで「食品」(45.3%)、「レジャー・娯楽」(34.9%)、「交際(32.1%)、「外食・テイクアウト」(22.6%)が続きました。節約で我慢ばかりせず、たまにはおいしいものを食べたり、遊びに行ったりしたいですよね。
大人1人あたりの1ヶ月の理想の食費は1.6万円だが、実際は2万円
大人1人あたりの1ヶ月の理想の食費を聞いたところ、最も多いのは「1万1円~1万5000円」が37.7%で、平均1万6100円となりました。一方、実際にかかっている金額は、「1万5001円~2万円」が28.3%、平均2万500円となりました。理想の食費1万6000円で1ヶ月生活すると、実際には1日約500円で過ごすことになります。自炊をせず仕事の昼食を外食とすると、お昼だけでも500円以上かかってしまいそうです。
お昼を安く済ませるには、お弁当を持って行くのがいいですね。忙しい朝にお弁当を作るのは大変ですが、晩ごはんの残りを詰めれば簡単に用意できます。とはいえ節約だけでなく、自分自身に無理のないことや、心身への健康に配慮して節約ができるといいですね。
出典
総務省 2020年基準 消費者物価指数全国 2022年(令和4年)7月分
株式会社ロコガイド 節約意識に関するアンケート調査
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部