50代以上の女性のペット飼育率は約17%! ペット飼育で知っておきたいお金事情
配信日: 2022.10.27 更新日: 2024.10.10
この記事では、ペットを飼育する際にお金の面で知っておきたいことについてお伝えします。
ペットは「好き・かわいい」だけでは飼育できないので、事前にどれだけお金がかかるかを把握のうえ、準備しておきましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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50代以上女性におけるペット飼育の意識と実態は?
株式会社ハルメクホールディングス ハルメク 生きかた上手研究所(東京都千代田区)の「シニア女性のペット飼育に関する意識と実態調査(2022年7月、50~92 歳の女性551名)によると、犬か猫のいずれかを飼育している50代以上女性の割合は17.4%であることが分かっています。
ペット飼育者がペットと暮らしてよかったと思うことは、「夫婦の間に入ってくれて会話の中心になる」「人とのつながりもできる」「持病があるのに頑張って生きている姿を自分に置き換えている」「人間としてのやさしさが身についたと思う」「自堕落にならずに済む」などの意見があがっています。
非飼育者もSNSでペット動画を視聴
また、同社の調査によると、ペットを飼っていない人の理由は「旅行や外出がしづらくなる」「毎日の世話が大変」「別れがつらい」などが上位にあがっています。
加えて注目したいのが、50代の女性の次に多い理由で「お金がかかるから」という点です。まだ年金生活になっていない世代が、お金を理由にペットを飼っていないという実態があります。
一方でSNSのペット動画は、50代以上女性全体で32.7%が視聴しており、ペットを飼っていない人でも動物の動画を見て楽しんでいる様子がうかがえます。以上のことから、動物は好きだけれど理由があって飼っていない人が一定数いることが分かります。
ペットを飼育するうえで知っておきたいお金事情
ペットは飼いたいけれどお金を理由にペットを飼っていない人は、早めに家計を見直しておくことで、今後飼える可能性が出てくるのではないでしょうか。ここではペットの飼育にかかるお金事情について詳しくみていきましょう。
ペット飼育が家計に与える影響
一般社団法人ペットフード協会によると、犬の飼育でかかる費用は総額250万円ほど、猫は150万円ほどだそうです。平均寿命は、犬猫ともに約15年です。
まず、ペットを飼う際には初期費用がかかります。ペットショップから迎え入れるには購入費用がかかり、動物によっては登録手続きやワクチン接種などが必要です。そのほかにもケージや食器、トイレ、おもちゃなど必要なグッズをそろえなくてはなりません。
また、継続的にかかる費用もあります。餌は種類によって値段が変わってきますが、必要不可欠です。動物によってはトイレグッズやトリミング、洋服代などもかかります。
病気になってしまったときには治療費がイレギュラーで発生してくるため、日頃からその備えも必要です。ペット保険に入る場合は、その保険料も発生します。
ペットの飼育で考えておきたいお金のこと
老後にペットの飼育を考えるのであれば、給与収入があるうちから家計を見直しておくと安心です。子どもにお金がかからなくなってきたタイミングで、毎月ペットにかかる費用を想定し、その分を貯蓄に回してみてください。
ペットを飼育するには責任が伴います。ペットを幸せにできるよう、安定した生活を送る準備が必要です。
まとめ
今回はペット飼育にかかるお金事情についてお伝えしました。子どもが巣立ち仕事を終えた老後は、時間の余裕が出てきます。
そんななかで、生活を豊かにしてくれるのがペットの存在だと感じる人も多くいます。いざペットを飼いたいと思ったとき、お金の面で困らないように今から家計を見直しておきましょう。
出典
株式会社ハルメクホールディングス シニア女性のペット飼育に関する意識と実態調査
一般社団法人ペットフード協会 犬 飼育・給餌実態と支出
一般社団法人ペットフード協会 猫 飼育・給餌実態と支出
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部