会社員の節約方法は「ランチを手作り弁当にする」以外、なにがある?
配信日: 2022.10.31 更新日: 2024.10.10
しかし、会社員の節約術は他にもたくさんあります。会社員は毎月決まった給料を受け取れるので、節約計画も立てやすいものです。しっかり節約すれば貯金して将来に備えることもできます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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効果が大きい固定費の節約
節約方法を考えるとき、毎月の支出を固定費と変動費に分けると考えやすくなります。固定費とは定期的に一定額発生する費用で、具体的には住居費や光熱費、保険料などを指します。
これに対して、変動費とは毎月支出する額が異なる費用で、具体的には食費や日用品費、被服費などです。このうち、固定費の節約を考える方が効果は高くなります。なぜなら、固定費を一度見直して削減すれば、その効果は毎月継続するからです。したがって、まず固定費の節約を考えてみましょう。
・住居費の節約
月々の費用のうち住居費の占める割合は高いため、節約の効果も大きくなります。賃貸の場合は、まず大家さんとの家賃交渉が考えられますが、ほとんどの場合は応じてくれないため引っ越しを考えることも必要です。持ち家の場合は、住宅ローンに関して見直すことになります。具体的には、安い金利の住宅ローンへの借り換えと繰り上げ返済の活用です。
・光熱費の節約
光熱費の節約は電気やガスを浪費しないように気をつけるのが基本ですが、現在は契約を見直すという節約方法もあります。電力自由化によって電気とガスの会社やプランを自由に選べるようになったので、比較して少しでも安い会社やプランを選べば良いでしょう。手続きも特に難しいものではなく、供給体制や品質に大きな違いもありません。
・保険料
すすめられるままに保険に加入しているうちに、生命保険や医療保険、がん保険など、たくさんの保険に加入しているということはよくあります。また、高額な保険料が家計を圧迫してしまうのも考えものです。保険は万が一の時に備えるためのものですから、多額の保険料によって貯金ができないとなれば本末転倒です。必要な保険を見極め、また異なる保険商品で保障内容の重複がないかなどチェックしましょう。
例えば、生命保険に関して世帯ごとの年間払込保険料は平均37万1000円ですが、子どものいない共働き夫婦であれば、これだけの保険料を払う必要があるかどうかは判断が分かれます。保険料を払う代わりに豊かに暮らすという選択肢もありますし、保障内容を少し切り下げるという方法を検討するのもよいでしょう。
変動費は必要不可欠なものとそれ以外に分けて考える
変動費には、食費や生活日用品費など必要な支出と、交際費や遊興費など必ずしも必要ではないものの豊かさを感じるためにする支出があります。必要な支出はあまり抑えられませんが、高級な物を買ったり、必要以上の量を買ったりしているのであれば、それを見直せば節約になります。
また、豊かさを感じるために支出する費用は、あまりに絞り過ぎると精神的につらくなるので、自分なりの基準を設けるのがおすすめです。仕事がうまくいった時には使う、ストレスレベルが一定水準を超えたら使うなど、どんな時なら使っても良いのかを決めておけば、それだけでも無駄遣いを減らすことができます。
無駄をなくせば生活が豊かになる
会社員の節約はまず固定費から手をつけるのがおすすめです。一度見直せば効果はずっと続きます。金額の大きい住居費を手始めに、光熱費や保険料などを見直していきましょう。固定費の節約が決まったら次は変動費です。これは固定費に比べて計画的に行うのが少し難しいものですが、意識的に取り組めば少しずつ良い方法が見つかります。しっかり無駄をなくして、豊かな生活を送りましょう。
出典
公益財団法人生命保険文化センター 2021(令和3)年度「生命保険に関する全国実態調査」(2021年12月発行)
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部