冬の値上げに備えて、家計を節約。エアコン(暖房)の効率の良い使い方って?

配信日: 2022.12.10 更新日: 2024.10.10

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冬の値上げに備えて、家計を節約。エアコン(暖房)の効率の良い使い方って?
冬は暖房のために大量に電気を使う家庭が多く、電気代が夏よりも高くなりがちです。これは冬の日照時間が短く、電気を使用する時間帯がほかの季節より長いからというのが大きな理由となっています。
 
また、気温が低い冬は部屋を暖めるまでに時間がかかるのも電気代が高くなる原因です。そこで、本記事では冬の電気代を節約するために、エアコンを効率よく使用するための工夫について解説します。
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暖房はコールドドラフトに注意を


 
暖房をつけてから時間がたっていても、なんとなく寒く感じるときがありませんか。設定温度は適温になっており、エアコンから出ている風も十分に暖まっている、それでも部屋が寒いときはコールドドラフトを疑いましょう。
 

・コールドドラフトとは

コールドドラフトとは、人がいる床付近に伝わるまでの間に暖かい空気が窓などで冷やされてしまう状態です。そのため、実際の室温よりも低く感じます。コールドドラフトの状態のまま暖房を使い続けていても電気代が無駄になってしまいます。あらかじめ、コールドドラフト対策をしておくのが効果的な節約方法です。
 

・断熱カーテンで窓の冷気を防ぐ

コールドドラフトの原因の多くは窓からの冷気なので、雨戸がある場合は雨戸を閉め、厚めで床ギリギリまでの長さがあるカーテン(断熱カーテンなど)を取り付けておきましょう。冷気に触れる暖かい空気をできるだけ減らすという方法です。
 

・空気をかき回すサーキュレーターを活用

サーキュレーターは風の循環に特化している電化製品なので、持っている場合は積極的に活用するのがおすすめです。ない場合は扇風機を使用します。冷暖房は天井付近と床付近の温度差があるため、風を起こして空気を循環させることで適温にしましょう。暖房とサーキュレーターを併用すれば、暖房の温度を高くしなくても部屋を暖めやすくなります。
 

体感温度を考えて工夫すると節約になる

実際の室温とは別に、人間は体感温度で寒さを感じます。そのため、体感温度を考えた工夫をするのもおすすめです。
 

・加湿器をつけておく

暖房をつけると同時に加湿器をつけておくのも効果的です。体感温度は湿度が高いほど暖かく感じ、低いほど寒く感じます。これを利用して、冬の暖房をつけるときには部屋の湿度が低くなりすぎないように、加湿器で適度な湿度(50%程度)を保っておくことが重要です。
 

・洗濯物を室内干しする

電気代を使わずに湿度を上げるならば、加湿器ではなく、洗濯物を室内干しするのもおすすめです。洗濯用洗剤のなかには室内干しに特化したものもあるので、そういった洗剤を使用することで室内干し独特のにおいも防げます。
 

・室温調整はエアコンに任せる

電気代の節約のためにとオンオフを繰り返していると、かえって電気代が高くなってしまいます。これはエアコンで部屋が暖まるまでが最も電気代を使うからです。オンオフによってではなくエアコンに設定温度を自動調整してもらうことで適温を保てるうえ、電気代も節約できます。
 

節約のポイントは体感温度

冬は夏よりも電気代がかかるといわれています。冬は外気が低く、室内との温度差が大きいので適温になるまで時間がかかるのが大きな理由です。また、エアコンをつけてもコールドドラフトが起きれば十分に部屋が暖まりません。
 
そこで、サーキュレーターを利用したり体感温度を考慮したりなどの工夫をするのがおすすめです。断熱カーテンや加湿器を取り入れ、エアコンは自動運転にすると電気代節約が期待できます。冬の電気代節約を目指し、簡単なことから始めましょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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