更新日: 2022.12.12 その他家計

大手ガス4社が2022年12月料金値上げ! 値上げの原因と生活への影響、 節約方法は?

大手ガス4社が2022年12月料金値上げ! 値上げの原因と生活への影響、 節約方法は?
大手ガス4社では2022年12月分の都市ガス料金の引き上げを公表しました。今回の引き上げは、原料価格の高騰を反映した結果です。
 
ガスは電気とともに、大切なエネルギーの1つであるため、国民生活への影響は小さくありません。
 
そこで、今回のガス料金引き上げの原因と、生活に及ぼす影響の解説とともに、家庭でできる節約方法を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

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ガス料金引き上げの原因とは何か?

東京ガス、東邦ガス、大阪ガス、西部ガスの大手ガス4社は、2022年12月分の都市ガス料金の引き上げを公表しています。これは、原料価格をガス料金に反映させる「原料費調整制度」に基づいた措置です。
 

ガス料金引き上げの原因

今回のガス料金引き上げは、都市ガスの原料となる液化天然ガス(LNG)の輸入価格高騰が主な原因とされています。
 
LNGが高騰しているのは、中国の需要増やEU諸国へのロシアからの供給減が主な原因です。資源エネルギー庁によると、2019年のLNGの輸入割合は97.8%で、日本は天然ガスのほぼすべてを外国に頼っていることになります。
 
その結果、LNGの価格が上昇すれば、国内のガス料金も値上がりしてしまうのです。また、歴史的な円安進行の影響も無視できません。
 

原料費調整制度とは

原料費調整制度は、原料価格の変動に対応してガス料金を調整するために設けられている制度です。
 
原料価格(基準平均原料価格)と貿易統計による3ヶ月間の平均原料価格を比較した上で、その変動分を算定期間の最終月から数えて3ヶ月後のガス料金に反映させています。
 

12月分のガス料金引き上げ幅と生活への影響

大手ガス4社による2022年12月分の都市ガス料金の引き上げ幅は、東京ガスが前月比289円増、東邦ガスが295円増、大阪ガスが337円増、西部ガスが379円となっています(標準家庭の場合)。
 

生活への影響

家庭で消費されているガスの種類は、大きく分けて都市ガスとLPガス(プロパンガス)の2種類です。
 
内訳は、都市ガスが52.3%でLPガスが17.6%(日本生協連による2019年調べ)のため、都市ガス料金引き上げの対象になる家庭は少なくありません。
 
冬場はガスの使用量が増える傾向にあるため、家計への影響が懸念されます。
 

家庭でできるガスの節約方法

家庭におけるガスの主な使用目的は、調理と給湯です。そこで、本項目では東京ガスの調査と実験結果を基に、調理と給湯に使うガス料金を節約する方法と節約幅を紹介します。
 

鍋には必ずふたをする

鍋を火にかける際にふたをすることで熱が逃げにくくなるため、ガスの消費量を約11%削減することが可能です。料金にすると、年間620円の節約になります。
 

炎を鍋からはみ出させない

はみ出している炎の熱は鍋に伝わりません。はみ出した分の炎は無駄になっているため、炎が鍋からはみ出ないようにするだけで、年間1062円の節約効果があります。
 

水温設定を低くする

キッチンで湯を使う前に、浴室のリモコンの優先を切り、キッチンの給湯器の水温設定を最低にして浴室の水温設定を約40度にすれば、合計で2666円の節約が可能です。
 

浴槽のふたを閉じる

頭や体を洗っているときや入浴後に浴槽のふたを閉じておくだけでも、年間2436円の節約になります。
 

ガス料金の見通しは不透明なため節約による自己防衛が大切

2022年12月分から、大手ガス4社の都市ガス料金が引き上げられます。都市ガスは50%を超える家庭で使われているため、家計へのダメージも小さくありません。
 
来年の見通しも不透明なため、本記事で紹介した節約方法の実践による自己防衛が大切になります。
 

出典

一般社団法人エネルギー情報センター(EIC) 天然ガス価格の推移

資源エネルギー庁 第3節 一次エネルギーの動向

資源エネルギー庁 日本のエネルギー 2021年度版 「エネルギーの今を知る10の質問」

日本生活協同組合連合会 電気・ガス料金調査

資源エネルギー庁 ガスの原料費調整制度について

東京ガス 原料費調整制度

東京ガス ウルトラ省エネブックとは

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部