2023年こそはキッチリ管理! 「家計の整理・棚卸し」と「家計簿を長く続けるコツ」を確認しよう
配信日: 2022.12.15 更新日: 2024.10.10
本記事では、家計管理に有効な棚卸しについて詳しく解説します。棚卸しをして家計の状況を理解できるようになれば、貯蓄をしたり、お金に対する不安を軽減したりできるでしょう。
また、家計の管理のために家計簿をつけたものの、面倒で長続きしなかった人もいるかもしれません。記事内では家計簿を長く続ける方法もまとめていますので、家計の改善を目指す人は参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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家計の整理に有効な棚卸しとは?
家計の整理に有効な棚卸しとは、資産から負債を差し引き、純資産の状況を求めることを意味します。次のように資産と負債を分けて一覧にすると分かりやすいでしょう。
●現金
●普通預金
●定期預金
●財形貯蓄
●貯蓄型保険
●株式・債券
●投資信託
●不動産・住宅
●自動車
●その他の資産
●住宅ローン
●自動車ローン
●無担保ローン
●有担保ローン
●クレジットカード
●奨学金
●その他の負債
純資産が現時点における資産額となります。資産を現金化して借金を返済した際に、手元に残る金額がどのくらいなのかが分かるようになります。家計の余裕度をはじめ「定期預金や投資に偏りがある」「預金額が少ない」というように貯蓄状況を見直すきっかけにもつながるでしょう。
家計の整理・棚卸しのメリット
家計の整理や棚卸しをするメリットは次のとおりです。
【現状を把握できる】
家計の棚卸しの最大のメリットが現状を把握できる点です。純資産がプラスなら引き続き貯蓄を増やせるようにする、純資産がマイナスなら借り入れを減らすのが優先など、今何をするべきなのかが見えてきます。
【使途不明金をなくして貯蓄を増やせる】
家計の棚卸しを行った結果「何にお金を使ったのだろう」という使途不明金を見つけるきっかけになります。使途不明金は無駄遣いなど、使わなくても何とかなるお金の可能性が高いです。それらのお金を貯蓄に回せば、資産を増やせるようになるでしょう。
家計簿を長く続ける方法は? 3つのポイントを解説
収入と支出の流れを管理するのに家計簿をつけるのが有効ですが、長続きしない人は以下の3つのポイントを取り入れてみましょう。
【1.貯蓄目標額を具体的に設定する】
単に貯蓄を増やそうと考えるのではなく、この時期までに貯金をこのくらい貯めたい、住宅や車を購入したいといった具体的な目標を設定してみてください。貯蓄を増やすには、モチベーションを保つのが重要です。目標を達成するには、毎月どのくらいの額を貯金すればよいか、家計の中から節約できる支出がないのかが自然と見えてきます。
【2.家計簿はこだわりすぎないのがベスト】
家計簿を長く続けるためには「内容にこだわりすぎない」といった点も重要です。家計をしっかりと管理したいがために支出項目を多く設定すると、支出管理や仕分けを面倒に感じるリスクが高まります。
支出費目は「固定費」「日用品費」「その他」の3項目程度で十分です。家計簿はあくまでも家計の収入と支出を把握するのが目的ですから、まずは支出項目を細かく設定せずに始めてみてください。
【3.自分に合う家計簿ツールを選ぶ】
家計簿のツールは複数ありますので、その中から負担なく継続できそうなものを選んでください。市販の家計簿を購入してもよいですし、自分でエクセルなどで表を作成してもよいでしょう。また、レシートをカメラで撮影するだけで、自動的に計算してくれる家計簿アプリもあります。
家計を整理してお金が貯まる意識を持とう
「2022年は家計の管理ができていなかった」「資産や負債の状況を把握して何を行えばよいのかを具体的に知りたい」という人は、まず家計の棚卸しを行ってみてください。現状を把握することによって、今後の課題点や改善点が見えてくるでしょう。
その他にも「家計がマイナスにならないようにする」「家計の無駄をなくす」という点において、家計簿でお金の流れを管理することも有効です。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部