更新日: 2024.10.10 家計の見直し

相次ぐ家庭向け電気料金の「値上げ」。カンタンにできる暖房代節約術とは?

相次ぐ家庭向け電気料金の「値上げ」。カンタンにできる暖房代節約術とは?
電気料金は値上げの一途をたどっており、今後もその動きに拍車がかかりそうな勢いです。電気料金は生活費の中で欠かせない費目の一つですので、相次ぐ値上げの下では、いかに節約していくかが鍵となります。暖房器具の中で使用頻度が高いものの使い方を意識すれば、確実に電気代が節約できるでしょう。
 
そこで、思い立ったらすぐにできる暖房代の節約術を紹介します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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冬によく使われている暖房器具のランキング

株式会社日本マーケティングリサーチ機構が2021年に行った「暖房器具に関する一般調査」によれば、暖房器具で一番使用するものという問いに対する答えで最も多かったのがエアコンで45.75%、2番目がこたつで17.84%、3番目がストーブで17.01%、4番目がファンヒーターで9.82%、5番目がホットカーペットで6.23%、7番目が電気毛布で3.35%という結果でした。
 
半数近くの人がエアコンを使っていると答えており、2位のこたつと合わせると6割以上になることから、エアコンとこたつの使い方を工夫することで、冬の暖房にかかる電気代を節約できるでしょう。
 

簡単にできるエアコンの電気代節約術

エアコンの電気代節約術については、資源エネルギー庁の省エネポータルサイト「家庭でできる省エネ」に記載されています。エアコンを使う際には、ドアや窓の開閉はなるべく少なくしましょう。
 
窓のカーテンを厚手のものにすると、部屋の中の暖められた空気が窓の外に逃げにくくなり、暖房効果を高められます。エアコンを使うと暖かい空気は部屋の上のほうに集まりやすく、床に近いほうはなかなか暖かくなりません。サーキュレーターを使って部屋の空気を循環させると、上のほうにたまりがちな暖かい空気が部屋全体に行き渡り、快適に過ごすことができます。
 
また、冬のエアコンの設定温度は20度にしましょう。外気温が6度のときにエアコンの設定温度を21度から20度に下げて1日9時間使用した場合、年間で約1650円の節約になります。また、暖房を使う時間を1日1時間少なくすれば、年間で約1260円の節約が可能です。
 
フィルターを1ヶ月に1~2回掃除をすると、掃除をしなかった場合と比較して年間で約990円節約できます。エアコンの設定温度を下げると寒く感じる場合は、衣服を1枚多く重ね着するとよいです。保温性能のあるインナーを着ると、薄着でも部屋の中なら快適に過ごせます。
 

簡単にできるこたつの電気代節約術

こたつの電気代節約術についても、資源エネルギー庁の省エネポータルサイト「家庭でできる省エネ」に記載されています。こたつを使うときは、こたつ布団だけでなく上掛けと敷布団も併用しましょう。こたつ布団しか使わない場合と比べて、年間で約1010円の節約になります。こたつの設定温度を「強」から「中」にすると、年間で約1520円の節約が可能です。
 
こたつはエアコンと比べると電気代が安いので、同じ部屋に家族が集まる場合や一人暮らしの場合などは、エアコンの代わりにこたつで暖を取るようにすると、電気代の節約になります。なお、こたつは腰から下は暖かいですが、上半身は暖められないので、1枚上着を着るなどの工夫をするとよいでしょう。
 

使われる頻度が高い暖房器具の使い方を見直すと無理なく電気代の節約ができる

冬に使用頻度が最も高い暖房器具はエアコンで、2番目がこたつです。エアコンとこたつの使い方を少し意識するだけで、電気代の節約につながります。今回紹介した方法はどれも難しいものはなく、すぐに実行できることばかりです。
 
また、寒さを感じたときに暖房器具にすべてを頼るのではなく、着るものを1枚増やしたり保温性能のあるインナーを着たりすることで快適に過ごせるだけでなく、電気代の節約にもつながります。
 

出典

株式会社日本マーケティングリサーチ機構 暖房器具に関する一般調査

資源エネルギー庁 省エネポータルサイト エアコン

資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 電気こたつ

 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

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