令和に出産したら、アンケートに回答するだけで「10万円分」の育児用品や子育て支援サービスが提供される?
配信日: 2022.12.19 更新日: 2024.10.10
こちらは厚生労働省が行っている出産・子育て応援事業のひとつです。どのような支援なのかについて解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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出産・子育て応援交付金とは
日本では核家族化が進み、家族などのサポートを受けにくい環境のなかで出産・子育てに悩む家庭が少なくありません。出産・子育て応援交付金は妊婦・子育て世帯が安心して出産や子育てに専念できる環境を整えることが目的です。
・経済的支援
出産・子育て応援交付金による支援は「経済的支援」「伴走型相談支援」という2つを同時に行います。経済的支援は妊娠・出産の届け出をした世帯(妊婦)に対して出産や育児に役立つ商品の購入、子育て支援サービスの利用料をサポートするのが目的です。合計10万円相当のポイントや商品券、現金などで支給されます。
どのような形で支援するのかは自治体によって異なるので、ホームページで確認しておきましょう。
・伴走型相談支援
伴走型相談支援は妊婦、低年齢期の子ども、中でも特に0~2歳児がいる家庭に寄り添った支援です。出産や育児に関する面談や継続的にさまざまな情報の提供を行います。
初回登録時にアンケートに回答して10万円相当のポイント付与
すでに出産・子育て応援交付金を活用した支援を行っている自治体のなかから、今回は東京都の支援を見てみましょう。
・専用IDカードが送付される
東京都では対象世帯に専用ID記載のカードが送付されるので、二次元コードから専用サイトにアクセスして初回登録をします。ログイン時はカードに記載されているIDとパスワードが必要です。初回登録時には、子育て支援に関するアンケートに答える必要があります。
・商品の申込期限は初回登録から6ヶ月
アンケートに回答後、10万円相当のポイントが付与されます。付与されたポイントを使って、専用サイトから希望する育児用品や子育て支援サービスを選択して申し込みましょう。複数回に分けて申し込むこともできますが、商品の申込期限は初回登録日から6ヶ月なので注意が必要です。
・ポイントと交換できる商品や支援サービス
ポイントと交換できるものは金券(子ども商品券)、衛生用品、生活用品、ベビー服や雑貨、離乳食やミルクなどが挙げられます。具体的には、生活用品はお掃除ロボットや空気清浄機、デジタルカメラ、食器乾燥機などです。ベビーカーなどは多胎児用も用意されています。どのような商品・支援サービスを利用できるのかは東京都福祉保健局のホームページで確認可能です。
出産・子育て応援交付金は経済的支援と伴走型相談支援の2本立て
出産・子育て応援交付金は各自治体によってどのように活用するのかが異なります。基本的に、この交付金はポイントや現金などで行う経済的支援、相談に乗る伴走型相談支援の2つを同時に行うものです。
東京都における経済的支援は10万円分のベビー用品や離乳食、ベビーカーなどのほか、生活用品、衛生用品、子ども商品券、子育て支援サービスの利用などが挙げられます。商品の申し込みは期限が決められているので注意しましょう。
出典
厚生労働省 出産・子育て応援交付金
東京都福祉保健局 東京都出産応援事業 ~コロナに負けない!~
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部