更新日: 2022.12.22 その他家計

【家計】節約したい費目トップは「食費」! 3人家族の1ヶ月の食費は「4万円」が妥当?

【家計】節約したい費目トップは「食費」! 3人家族の1ヶ月の食費は「4万円」が妥当?
1ヶ月の食費はいくらくらいでしょうか。「まだまだ節約できる」という人もいれば、「これ以上はもう無理」という人もいることでしょう。
 
2022年の値上げラッシュは本当にこたえるものでした。そんな中、世間の節約状況はどのようになっているのか、生活情報誌『オレンジページ』の読者モニターのうち国内在住20歳以上の女性1032人が回答した、マネー意識に関する調査の結果に基づいて解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

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節約したいのはやっぱり食費。値上げの実感もダントツ1位!


 
この調査は、国内在住の20歳以上の女性1023人を対象に行われたもの。
 
早速、家計の中で節約したい項目を見てみましょう。

【節約したい上位5費目(複数回答)】

1位:食料品 70.8%
2位:光熱費 63.6%
3位:お酒、お菓子などの嗜好品 53.2%
4位:外食代 48.7%
5位:日用品 41.2%

上位5費目に、食品関連が3つランクイン。
 
たまの出費を抑えるというより、毎日の消費をコツコツ減らしていきたいと考える人が多いことがうかがえます。食料品、電気やガス、そして日用品は、毎日生活していく上で欠かせないもの。その中でも、家計に占める割合が高く比較的節約方法が広く知られている「食料品」「光熱費」から着手したいという人が多いことがわかりました。
 
現在、節約を意識しているという人は、約90%と高い数字が出ています。ここまで値上げが続くと、節約せざるを得ないということがわかります。
 
ちなみに、値上げをひしひしと実感する項目は以下のとおりです。

【値段が高くなったと感じる上位5費目(複数回答)】

1位:食料品 93.9%
2位:光熱費 68.0%
3位:日用品 65.0%
4位:ガソリン代 62.4%
5位:お酒、お菓子などの嗜好品 57.6%

90%以上の人が、食料品の値上がりを痛感しています。日々のスーパーでの買い物でも、ネットショッピングなどでも、食品の値上げは深刻ですよね。中には、価格を据え置いて内容量を減らすというシュリンクフレーション(ステルス値上げ)で対応している商品も。
 
「お酒は飲んだつもりでがまん」「甘いものを食べたい時はコンビニで買わず、家でホットケーキを作る」といった食費の節約に励む人もいれば、「在宅ワークでエアコンをつけると電気代が1万円近くに」と光熱費の値上げに驚く人も。
 
物価と一緒に収入も上がってくれればこんなに悩むことはないのに……と恨み節のひとつも言いたくなってしまいます。統計調査では実質賃金が下がり続けています。
 

1ヶ月の食費、3人家族の目安は3万~5万円?

多くの人を悩ませる食料品の値上げ。実際のところ、1ヶ月の食費はどれくらいが一般的なのでしょうか。

【1ヶ月の食費(外食代も含む)】

1位:3万~5万円未満 36.1%
2位:5万~8万円未満 26.5%
3位:3万円未満 19.9%
4位:8万円以上 11.3%

年齢や家族構成などを全部ひっくるめた上で、上記の結果が出ました。全体的なボリュームゾーンは3万~8万円未満ということになりそうです。
 
これを家族の人数別に分けてみると、もっとも回答が多かった金額帯は以下のとおり。

・3人家族:3万~5万円未満
・4人家族:5万~8万円未満

改めて数字だけ見ると、食費はかなりまとまった金額ということを実感しますね。ここをしっかり節約すると、家計全体がキュッとコンパクトになりそうな気もします。
 
回答者の中には、「1週間の献立を考えて、買い物もまとめてする。食材の無駄を出さない」「ポイント10倍のセール日に割引品をまとめ買い」「なるべく自炊する、水筒やお弁当を持っていく」といった節約術で頑張っているという人も。
 
ただ、仕事、家事、育児のバランスを考えた時に、家計の節約ばかりにリソースを割いてしまうと身も心も消耗してしまうということもあります。たまに浪費しつつも、できる範囲で節約に励みたいものですね。
 

出典

株式会社オレンジページ ほぼ1000人にききました 国内在住の成人女性1023人のマネー意識
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

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