格安SIMに乗り換えるだけで1ヶ月いくら節約できる? 格安SIMで家族の通信費を抑えよう!

配信日: 2023.01.23 更新日: 2024.10.10

この記事は約 3 分で読めます。
格安SIMに乗り換えるだけで1ヶ月いくら節約できる? 格安SIMで家族の通信費を抑えよう!
インフレによりモノの値段が上昇する中、通信費削減のためにおすすめなのが格安SIMです。
 
しかし、通信費が抑えられると思っても、実際にどれくらい安くなるのか分からず、乗り換えをためらっている方もいるでしょう。
 
この記事では、大手キャリアから格安SIMへ乗り換えた際の具体的なシミュレーションを行います。格安SIMへの乗り換えを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

格安SIMとは

格安SIMとは、自社で通信設備(MNO)を持つ会社からネットワークを借りて携帯電話サービスを提供するサービスのことです。MVNO(仮想移動体通信事業者)と呼ばれ、同じ通信容量でも大手キャリアよりも安い料金で利用できます。
 
基地局の設備投資をする必要がなく、テレビCMなどの広告宣伝に費用をあまりかけていないため、安い値段で提供できています。
 

格安SIMへ乗り換えた際のシミュレーション

それでは実際に大手キャリアから格安SIMへ乗り換えると、どれだけ通信費が抑えられるのかみてみましょう。
 
ここでは4人家族が全員、大手キャリアから格安SIMへ移行した場合、年間でどれくらいの通信費が抑えられるのかをシミュレーションします。
 
家族4人で格安SIMに移行するなら、固定費を効率的に節約するためにも、家族割引が適用される格安SIMが最適です。ただ、大手キャリアのほとんどでは家族割引が用意されていますが、格安SIMの場合は家族割引が利用できない可能性もあるため、注意しましょう。
 
例えば、A社の15GBを使えるプランに家族で入り、家族割引を適用してみましょう。月額基本料は3278円ですが、家族で入ると2回線目以降の月額料金は最大9回線まで月額2090円、4人分の1ヶ月の金額は9548円となります。家族割引は、同居している家族のほか、同居していない親せきも対象となっています(料金は全て税込み)。
 
また、B社が実施している家族割引は、各回線の基本料金から最大5回線まで、55円が割り引かれます。10GBを使えるプランに家族で入って家族割引を適用すると、毎月の支払額は1958円から55円が引かれて1903円となり、家族4人分の1ヶ月の金額は7612円となります。こちらでも家族割引は同居している家族のほか、同居していない3親等の家族や同性パートナー、事実婚も対象となっています(料金は全て税込み)。
 
大手キャリアで同程度の通信容量を使用した場合、毎月約5000円前後はかかります。家族割引を利用したとしても、家族4人分の1ヶ月の金額は2万円近くに達するでしょう。そのため格安SIMに乗り換えることで、毎月約1万円ほどの節約ができる計算となります。
 
また、通話やデータ通信をそこまで利用しないのであれば、格安SIMの契約プランを変えて料金をもっと抑えられる可能性があります。 逆に、移動中はずっと動画を見たりオンラインゲームをしたりするなど、データ通信を大量に消費する方などは、大手キャリアを利用する方が安くなる場合もあります。
 
格安SIMへの移行を検討している方は、料金を具体的にシミュレーションしてから行いましょう。

格安SIMを利用する上での注意点

格安SIMは料金を抑えられるメリットはありますが、注意点もあります。
 
例えば、通信速度が大手キャリアと比べると不安定である点です。通信エリアは同じですが、ネットワークの一部を借りて運営しているため、昼休みや通勤時間帯、夜間など、通信が混雑する時間帯ではデータ通信速度が低下する可能性があります。
 
また、店舗数が少ない点にも注意が必要です。人件費や家賃などを抑えるため、オンライン対応が主となります。オンラインでのやり取りが複雑で乗り換えができない方にとっては、店舗が豊富にある大手キャリアが安心できるでしょう。
 

まとめ

格安SIMは毎月の通信費を削減できるため、おすすめです。
 
とはいえ、移動中や出先でデータ通信を大量に消費するなど使い方によっては、大手キャリアの方が安くなることも考えられるため、まずはシミュレーションから行いましょう。
 
毎月のデータ通信量や電話の頻度などを考えておくことで、スムーズにシミュレーションできます。ぜひ参考にしてみてください。
 

出典

総務省 携帯電話ポータルサイト 格安スマホ/格安SIMってなに?
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集