更新日: 2023.02.02 家計の見直し

【年1万円超!】インターネット回線とスマホの「セット割」でどれだけ節約になる?

執筆者 : 増田賢人

【年1万円超!】インターネット回線とスマホの「セット割」でどれだけ節約になる?
代表的な固定費の1つとして、通信費が挙げられます。通信費には、自宅のインターネット回線や個人所有のスマートフォンの料金が含まれており、どれも現代の生活には必要不可欠なものです。
 
通信費は節約できないのではと思いがちですが、そんなことはありません。契約内容を見直すだけで新たな出費もなく、通信費を年1万円超も節約できる「セット割」があります。
 
本記事では、通信費の節約につながるインターネットとスマホのセット割を紹介します。月々の通信費が高くて困っている人は、ぜひ参考にしてください。通信費を節約して、浮いたお金を貯金や娯楽代に回すなどして、生活をより充実させましょう。
増田賢人

執筆者:増田賢人(ますだ けんと)

2級FP技能士

FP2級技能士。青山学院大学教育人間科学部卒。在学時からFP2級を取得し、お金に関わるジャンルを得意とするライターとして活動。

その後、上場企業へ入社し、Webマーケティング担当として従事。現在はお金ジャンルを得意とする専業ライターに転身。「お金の知識は知ってるだけで得する」という経験を幾度もしており、全員にお金の基本を身につけてもらいたいと思って執筆を続けている。

インターネットとスマホのセット割とは?

インターネットとスマホのセット割とは、指定のインターネット回線とスマホプランを同時に契約していると、家族全員分のスマホ料金が毎月割り引かれるものです。
 
セット割の対象キャリアやインターネット回線、月々の割引額などの情報は、図表1のとおりです。ただし、図表1に掲載されているものは、あくまで一部である点にご注意ください。
 
【図表1】


 
「SoftBank おうち割 光セット」「au auスマートバリュー」「docomo ドコモ光セット割」「UQ mobile 自宅セット割」より筆者作成
 
主にSoftBank、au、docomoの三大キャリアのスマホで、セット割は実施されています。それらと各インターネット回線の会社が提携して、nifty光やeo光など三大キャリア以外のインターネット回線でもセット割が使えるようになっているのです。
 
ただし、すべてのスマホプランが割引されるわけではありません。割引対象のスマホプランとインターネット回線は、それぞれの公式サイトで必ず確認しましょう。
 

通信費の節約額をシミュレーション

実際にインターネットとスマホのセット割を利用したら、どの程度の節約になるのかシミュレーションしてみます。
 
前提として、スマホの料金プランはdocomoの「ギガホプレミア」、インターネット回線は「ドコモ光」を使っているとしましょう。また、セット割は家族全員分のスマホが対象なので、家族の人数別に1年間の節約額をシミュレーションしました。
 
シミュレーション結果は図表2のとおりです。
 
【図表2】


 
※1人につき1台のスマホを持っていると想定
 
docomo ドコモ光セット割 より筆者作成
 
単身世帯だったとしても、年間1万3200円、4人家族ならなんと年間5万円を超える節約となります。ちなみに、セット割における家族は、離れて暮らしている家族も基本的に対象です。同じ家に住んでいる家族だけでなく、遠くにいる家族のスマホ料金も一緒に節約できます。
 
インターネットとスマホのセット割は、通信費の節約に非常に効果的です。
 

セット割の申し込み方法

インターネットとスマホのセット割の申し込みは、基本的に各キャリアへ電話して行うかキャリアの携帯ショップで行う必要があります。インターネット上からの申し込みも、一部可能です。
 
また、家族の分も含めて申し込む際は、家族関係を証明できる書類が必要なので注意してください。家族関係を証明できる書類には、下記のようなものがあります。

・家族同士の本人確認書類
・健康保険証
・住民票
・戸籍謄本
・同性とのパートナーシップを証明する書類

 
上記を忘れずに用意して、セット割の申し込みを進めてください。
 

通信費を抑えるためにセット割を活用しよう

本記事では、追加費用なく年1万円超の通信費の節約につながるインターネットとスマホのセット割を紹介しました。
 
すでにセット割を活用している人も多いですが、スマホとインターネット回線がまとめられていない人も少なからずいます。例えば、スマホはdocomoで、インターネット回線はSoftBankのような形です。そのような人たちは、スマホとインターネット回線を同じキャリアのものにそろえるだけで、月々の通信費を抑えられるのです。
 
一度、自分たちがどのインターネット回線とスマホプランを利用しているのか確認してみてください。
 

出典

SoftBank おうち割 光セット
au auスマートバリュー
docomo ドコモ光セット割
UQ mobile 自宅セット割
 
執筆者:増田賢人
2級FP技能士