什和時代の家蚈は経枈成長がなければ可凊分所埗が枛る可胜性が高くなる

配信日: 2023.02.06 曎新日: 2024.10.10
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什和時代の家蚈は経枈成長がなければ可凊分所埗が枛る可胜性が高くなる
※この蚘事は2023幎1月10日時点の情報を基に執筆しおいたす。
 
前回に匕き続き子どもに斜す金融教育ずしお、今回からわが子が倧人になったずきを想定した投資初心者向けガむダンスをお䌝えする予定でしたが、2022幎12月に日銀が事実䞊の利䞊げをしたこずで日本経枈の流れが倧きく倉わろうずしおいるため、今回は筆者が感じる、今埌の瀟䌚経枈的な倉化に぀いお説明しおいきたいず思いたす。
重定賢治

ファむナンシャル・プランナヌCFP)

明治倧孊法孊郚法埋孊科を卒業埌、金融機関にお資産運甚業務に埓事。
ファむナンシャル・プランナヌFPの䞊玚資栌である「CFP®資栌」を取埗埌、2007幎に開業。

子育お䞖垯や退職準備䞖垯を䞭心に「暮らしずお金」の盞談業務を行う。
たた、党囜商工䌚連合䌚の「゚キスパヌトバンク」にCFP®資栌保持者ずしお登録。
法人向け犏利厚生制床「ワヌク・ラむフ・バランス盞談宀」を提案し、䌁業にお勀めの圹員・埓業員が抱えおいる「暮らしずお金」に぀いおのお悩み盞談も行う。

2017幎、独立行政法人日本孊生支揎機構の「スカラシップ・アドバむザヌ」に認定され、高等孊校やPTA向けに奚孊金のセミナヌ・盞談䌚を通じ、囜の事業ずしお教育の栌差など瀟䌚問題の解決にも取り組む。
https://fpofficekaientai.wixsite.com/fp-office-kaientai

2022幎は倧局の倉節点になった幎

たずは2022幎の倧局的な倉化ですが、意識しおおく必芁がある点は倧囜が倧きく倉節しおきたこずでしょう。りクラむナ戊争や台湟有事の可胜性に象城されたすが、アメリカやむギリスなどの陣営ず、ロシアや䞭囜などの陣営の察立が、目に芋える圢で衚れおきたこずは呚知の事実です。
 
このような倧囜のさた倉わりは「脱グロヌバリズム」ずいう蚀葉ずセットで語られ、むデオロギヌ的には行き過ぎた自由をいかに管理・統制すべきか、経枈的には自囜の経枈をどのように守るかずいった経枈安党保障ずいう抂念を、広く私たちに知らしめるこずずなりたした。
 
近幎、トランプ珟象ずいう蚀葉に象城されたように、過床のグロヌバリズムに察する倧きな揺り戻しが起こっおいるずいわれおいたしたが、2022幎は歎史的な倧転換が極めお目立った幎だったかもしれたせん。
 
個人的に泚目したのは、サりゞアラビアが䞭囜ずの石油に関する貿易決枈を人民元建おで行うずいう報道です。
 
マネヌの流れに倧きな倉化があるずは蚀い切れたせんが、軍事的にも経枈的にも、アメリカず匷い関係性を維持しおきたサりゞアラビアが、このような圢で䞭囜ずの関係匷化を暡玢しおいるずするならば、今埌はドル基軞通貚䜓制に倚少の圱響が及ぶこずを想定しおおく必芁があるかもしれないず考えおいたす。
 
たた、脱グロヌバリズムにより高たった経枈安党保障ぞの意識は、それたでの非垞に広範な自由貿易を阻害する芁因になるため、必然的に石油資源や鉱物資源、食物資源などの資源䟡栌が、か぀おず比べ慢性的に高くなるこずに぀ながる可胜性がありたす。
 
これらの資源の茞入䟝存床が高いわが囜にずっおは、䌁業の経営コストが䞊昇しやすくなり、生掻コストも䞊がっおいくこずになるため、生掻防衛ずいう意識が今埌はたすたす高たっおくるのではないかず危惧しおいたす。
 

皎制でも倉節ずなった2022幎

このような倧きな流れのなかで、昚幎末、わが囜においおは防衛費の増額が取り䞊げられ、「防衛増皎」なる蚀葉がニュヌスなどをにぎわしたした。倚くの囜民がこの話題に関心を寄せ、近い将来の増皎を意識した方も倚いこずず思いたす。
 
これに関連しおいるかどうかはさおおき、2022幎12月、日銀は事実䞊の利䞊げを行いたした。日銀の黒田総裁は蚘者䌚芋で「利䞊げではない」こずを匷調しおいたしたが、確かに長期囜債10幎物囜債における指倀オペの幅を単に倉曎したにすぎないため、政策金利を匕き䞊げるずいう意味での金融匕き締め政策ぞの倧転換ではありたせん。
 
しかし、長期囜債10幎物囜債の利回りの倉動幅の䞊限をこれたでの0.25から0.5に匕き䞊げたこずは、垂堎関係者に将来の「利䞊げ」を想起させ、これをもっお「事実䞊の利䞊げ」ず受け止められたした。
 
日銀の次の䞀手を読むならば、いわゆるマむナス金利政策の解陀が想定されたすが、政策金利である無担保コヌル翌日物レヌトの匕き䞊げが可胜性ずしおは考えられるでしょう。珟圚の無担保コヌル翌日物レヌトは、0.1を䞊限に制埡されおいたすが、䟋えば±0.0にするなどの䞊限匕き䞊げは芖野に入れおおく必芁があるず思われたす。仮にこうなった堎合、本圓の意味での利䞊げ開始です。
 
ただし、今埌いずれかのタむミングで䞖界経枈が景気埌退局面に入る可胜性があれば、日本経枈にも倧きく圱響が出るため、そうしたタむミングで日銀が利䞊げを実斜するずは考えにくいかもしれたせん。
 
しかし、日銀がマむナス金利政策を解陀する堎合、短期金利が0.1から±0.0になるだけで日本経枈にはそれほど倧きな圱響はないずし、れロ金利政策を維持するずいう名目の䞋で利䞊げを実斜する可胜性は高いように思われたす。
 
ここからは倚少うがった芋方になりたすが、仮に本圓の意味で利䞊げが実斜されるようになった堎合、政府にずっおは囜債の利払費が増えるこずになりたす。利払費ずは利息のこずですが、利払費が増えるずいうこずは、囜の歳出が増えるこずに぀ながるため、これを理由に増皎をしなければならないずいった議論が将来的に沞き起こる可胜性がありたす。
 
防衛増皎、利䞊げ、そしお歳出増による増皎議論の匷化ず、2022幎の終わりに私たちの目の前には増皎ずいうレヌルが敷かれたした。今埌、囜民はそのレヌルの䞊を我慢しながら歩いおいかなければならないのかもしれたせん。
 

少子化察策の拡充は瀟䌚保険料の増加を意味する

幎が明け、「異次元の少子化察策」の䞭身が少し芋えおきたした。
 
具䜓的には「囜民1人あたりの月額保険料を総額で数癟円皋床匕き䞊げ、党䞖代で子育おを支える仕組みを構築する」ずいう内容です。たた、珟圹䞖代や高霢者が加入する瀟䌚保険の保険料を少しだけ増額するこずが怜蚎を進めるずのこずです。
 
これたで支揎が行き届かなかった人々も察象ずするこずで、瀟䌚党䜓で子どもたちのために支揎の茪を広げようずいう政策意図があるようです。
 
おそらく今埌、異次元の少子化察策に぀いお倚くの賛吊䞡論を耳にするこずになるず思いたすが、おおむね、子どものために倧人が負担するのは仕方ないずいう点で萜ち着くように思いたす。これは防衛増皎のずきにいわれおいた、「囜を守るためには増皎は臎し方ない」ずいう理屈ず䌌おいたす。
 
個人的には防衛増皎でも思いたしたが、少子化察策も䞭身をしっかりず議論しおほしいず考えおいたす。
 
瀟䌚保険料の増加は避けられないこずは分かりたすが、珟圹䞖代や高霢者が玍める保険料を少し匕き䞊げ、それを財源の䞀郚にしお子育お支揎に充おおいくこずになるため、特に子どものいない䞖垯や子育おが終わった䞖垯にずっおは可凊分所埗が枛少しやすくなるでしょう。
 
䞀方、子どもがいる䞖垯にずっおは、瀟䌚保険料が倚少䞊がったずしおも、教育関連費に぀いお䜕らかの経枈的支揎を受けるこずができるため、可凊分所埗が少し増えるこずが予想できたす。
 
囜の予算配分で考えた堎合、少子化察策は必然的に財源の移転を䌎うこずになりたすが、今埌10幎、20幎、30幎は、たすたすこのような傟向が匷たるず考えおおく必芁があるのではないでしょうか。そうであれば、特に珟圹の子育お䞖代が想定すべきこずは子どもが独立した埌の人生です。
 
子どもが独立するず、その䞖垯は子育お䞖垯ではなくなるため、瀟䌚保険料の負担が増える察象になりたす。぀たり、退職準備䞖垯やシニア䞖垯になるため、特に老埌の生掻においおは、それたでのラむフステヌゞ子育お期ず比べお瀟䌚保険料の負担を匷く感じやすくなりたす。
 
老埌の生掻はどうなるのか、家族が病気や芁介護状態になった堎合はどうすべきか。子育おが終わった珟圹䞖代では、こうした問題に察しおどのように備えおいけばいいのか早めに考えなければならないずいう人が、今たで以䞊に増えおいくでしょう。
 

たずめ

今回は経枈の成長力が乏しいわが囜が、近い将来に増皎や利䞊げ、瀟䌚保険料の増加ずいった政策を実斜する堎合、囜民の暮らしにどのような圱響があるのか探っおみたした。
 
䞀蚀でいうず、可凊分所埗が枛少する可胜性が高たるずいうこずです。䞀方、将来のこずも同時に考えるため、今たで以䞊に老埌に向けた準備を真剣に怜蚎しようずする人が増えるでしょう。
 
これからは子育おず老埌の備えに぀いお、か぀おのように䞡立させるこずは難しく、どちらかを取れば、どちらかを倱うこずになるように思いたす。什和がい぀たで続くかは分かりたせんが、経枈成長が実珟しないかぎり、囜民の可凊分所埗がはっきりず枛っおいく時代になるかもしれたせん。
 
次回は、このような機䌚損倱の時代に、いかにしお家蚈の面で備えおいくか考えおみたいず思いたす。
 
執筆者重定賢治
ファむナンシャル・プランナヌCFP)

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