「ガソリン代」をお得に! リッターあたり「10円以上」安くする方法はどんなものがある?
配信日: 2023.02.15 更新日: 2024.10.10
しかし、ガソリン代は工夫をすれば安くすることも可能です。本記事では、ガソリン代を安くする方法を紹介します。
執筆者:山根厚介(やまね こうすけ)
2級ファイナンシャルプランニング技能士
安いガソリンスタンドを探す
ガソリン価格はガソリンスタンドによって価格は大きく異なります。以下では安いガソリンスタンドの見つけ方を紹介していくので、出費を抑えたい人は参考にしてください。
ガソリンスタンドの価格を調べる
ガソリン価格はインターネットの比較サイトなどで調べられます。ガソリン価格がリアルタイムで投稿されている「gogo.gs」で、東京都のレギュラーガソリンの価格を調べてみると、2022年2月10日時点の最安値は146円、最高値は208円で、その差は62円もありました。
やみくもに近くのガソリンスタンドを利用するのではなく、あらかじめ比較サイトで調べておくと、ガソリン代を抑えられるでしょう。
また、都道府県によっても価格は大きく異なります。例えば、経済産業省資源エネルギー庁の調査では、2022年2月6日時点における山形県のレギュラーガソリン価格は173.2円、隣県の宮城県は160.6円となっておりその差は12.6円でした。仕事などで隣の県へ行く場合などは、隣の県のガソリン価格を調べてそちらで給油したほうが安く済む場合があるかもしれません。
高速道路のサービスエリアで給油しない
一般道路のロードサイドに比べ、高速道路のサービスエリア(SA)はガソリン価格が高いため、極力給油しないことをおすすめします。先述の比較サイトで岡山県のガソリン価格を調べてみると、2022年2月10日現在、高速道路以外の料金は149~174円です。しかし、SAのガソリン価格は182~192円と大きく異なります。
高速道路を利用する際は、あらかじめ必要なガソリンを補給しておくことは、法令順守の観点だけでなく、家計節約の観点からも推奨されます。
セルフ方式のガソリンスタンドを使う
セルフ方式のガソリンスタンドも、ガソリン代を抑える点ではおすすめです。比較サイトで東京都のガソリン価格について、2022年2月10日現在のセルフ方式とスタッフ給油方式を比較したところ、セルフ方式は146~169円でした。
一方、スタッフ給油は152~208円で、セルフ方式のほうが安いことがわかります。スタッフによる窓拭きなどのサービスが不要だと感じるのであれば、セルフ方式のガソリンスタンドがおすすめです。
クレジットカードを活用する
クレジットカードをうまく活用すると、さらにガソリン価格を安く抑えられます。
ガソリンカードを使う
ENEOS株式会社や出光興産株式会社など石油元売会社のクレジットカードは「ガソリンカード」と呼ばれています。カードによって割り引かれる価格は異なり、「ENEOSカード S」のように、リッター当たり2円など一定額が常に割り引かれるタイプと、「apollostation card」のように、カード利用額に応じて割引額が変化するタイプがあります。
ガソリンカードは、ロードサービスなどカーライフに便利なサービスが付帯している点も特徴です。車によく乗る人であれば、クレジットカードをガソリンカードにまとめて利用額を増やし、割引額を大きくするとよいでしょう。
ポイント還元率の高いクレジットカードを使う
クレジットカードにより直接ガソリン代が割り引かれない場合でも、ポイントが優遇されることがあります。例えば、JCBカードでは、出光系のガソリンスタンドを利用するとポイントが2倍、楽天カードはENEOS系ガソリンスタンドの利用でポイントが1.5倍になります。
車に乗る機会が少なくガソリンカードまでは必要ないという人でも、こうした工夫でお得にガソリンを購入できるでしょう。
できるところから工夫をしていこう
今後もガソリン価格は高止まりが予想されます。安くできるところは少しでも安くして、家計を節約していきましょう。
出典
株式会社ゴーゴーラボ ガソリン価格比較
経済産業省 資源エネルギー庁 石油製品価格調査
西日本高速道路株式会社 GSマップ・ガソリン価格
執筆者:山根厚介
2級ファイナンシャルプランニング技能士