更新日: 2023.03.09 家計の見直し

その支出は消費・浪費・投資のどれ? 支出を書き出し家計を管理しよう!

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

その支出は消費・浪費・投資のどれ? 支出を書き出し家計を管理しよう!
生活を営む上でお金は欠かせない大切な存在です。また、日々の支出は収入の中でやりくりできることが理想です。
 
そのためには、家計簿による金銭管理をするのもよいでしょう。ただし、支出額を漠然と把握するだけでお金を増やすことは難しいかもしれません。家計管理にはコツがあるからです。
 
ここでは、支出の分類方法による家計管理についてお話しします。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

支出を「消費」「浪費」「投資」の3つに分類しよう

まず、支出を「消費」「浪費」「投資」に分類することがポイントです。これらの特徴について押さえておきましょう。
 

消費

消費は、日常生活に欠かせない支出のことです。住居費や水道光熱費などの「固定費」と、食費や日用品費などの「変動費」とに分けられます。
 
これらの出費にお金を使うことで、それ相当の価値を得られることが大きな特徴です。
 

浪費

浪費とは、衝動買いなどの無駄遣いを意味します。生活に必要な出費ではない、支出に見合う価値が見いだせないという点にも注目です。仕事で義理で出席する飲み会なども、無駄に感じられると浪費となります。
 

投資

投資には、将来のための積み立てや貯蓄が該当します。また、出費した金額以上のリターンを期待して行うことも少なくありません。スキルアップに必要な自己投資も、こちらに当てはまります。
 

ただし生活スタイルや捉え方は個々によって異なる

「消費」「浪費」「投資」にはそれぞれ特徴があり、支出分類の目安になることが分かりました。ただし、同じお金でも使い方によっては分類が変わってくるのです。
 
生活スタイルは個々によって異なります。衣服の購入も例外ではありません。
 
少々高めだったとしても、いろいろな場面で活用できるなら価値ある買い物といえるでしょう。しかし、せっかく購入したのに「たんすの肥やし」として眠らせた場合、「消費」ではなく「浪費」になってしまうのです。
 
投資が浪費に変わることもあり得ます。自己投資のために各種セミナーを活用するのもよいでしょう。ただし、申し込むだけで欠席が多かったり、学んだことを生かせなかったりすると、「浪費」となる可能性がでてきます。
 
携帯電話のプラン選びも重要です。いろいろな機能があるので、上手に活用することで仕事やプライベートの充実にも役立ちます。
 
しかし、使用機会がないオプションを付けたままの人もいるでしょう。その結果、無駄な費用まで払わなければなりません。このようなケースでは、オプション料金が「浪費」に当たることも知っておきましょう。
 
一方、浪費を投資扱いにすることも可能です。喫茶店での時間が自分にとって意義あるものなら、「投資」扱いにできるからです。
 

支出の理想的な割合に近づける努力を

支出をきちんと書き出して家計管理をすることで、お金を増やすことにもつながります。
 
まず、先述した3つの支出のどれに該当するか、把握することが重要です。その上で、支出の理想的な割合といわれる
 

消費:70%
浪費:5%
投資:25%

 
に近づける努力をしましょう。これらの数値を知るためには、家計簿への記帳が望ましいですが、最初はレシートの分類から始めるとよいかもしれません。
 
3つの支出の中で消費や浪費が多い場合は、それらをスリム化することで投資を増やすことにもつながります。
 
もちろん、過度の節約がストレスになるとリバウンドする恐れが出てきます。最初から完璧を期待しないほうがよいでしょう。
 
また、支出は月々によって変動するので、結果だけに一喜一憂するのは得策ではありません。支出の割合を意識した上で、無理のない家計管理が大事なポイントです。
 

支出の分類を把握!価値あるお金の使い方によって生活に潤いを

家計管理においては、収入に見合った支出を心掛ける必要があります。そのためには「消費」「浪費」「投資」のどれに該当するのか把握することがポイントです。
 
もちろん、生活スタイルは個々によっても異なるため、どの分類に当たるのかは一概にはいえません。ただ、大切なお金を無駄にしないためにも、自分に合った価値ある使い方を目指しましょう。
 
執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

ライターさん募集