更新日: 2023.04.18 家計の見直し

1ヶ月で4559円!?やめられない「コンビニでの無駄遣い」

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

1ヶ月で4559円!?やめられない「コンビニでの無駄遣い」
いつでも立ち寄れて便利なコンビニですが、ついつい無駄遣いしてしまう方もいるのではないでしょうか。すこしの贅沢でも、積もり積もると大きな出費につながるものです。
 
そこで本記事では、コンビニの出費の実態や、コンビニとスーパーの商品金額の比較を表にして解説します。無駄遣い防止のために、すぐに始められる方法も紹介しています。気になる方はぜひチェックしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

コンビニに費やす金額の平均値は?

総務省統計局「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果」によると、コンビニでの消費支出は、1ヶ月の平均で4559円です。全体の支出のおよそ3.1%を占めています。
 
世代ごとの、コンビニで費やす金額と、全体の支出に占める割合は、以下のとおりです。
 

1ヶ月の費用 支出の割合
30歳未満 6096円 6.3%
30歳代 5968円 4.4%
40歳代 5938円 4.0%
50歳代 5866円 3.5%
60歳代 3900円 2.3%

※「2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果」より著者作成
 
基本的に、年齢層が低くなるにしたがって、コンビニの利用率も高くなる傾向にあります。
 

昼食をコンビニで購入すると、月に何円かかる?

大手のコンビニエンスストア、セブン-イレブンで昼食を購入した場合、いくらかかるのでしょうか。筆者の例で、計算してみました。結論としては、毎日、コンビニの商品で昼食をとった場合、コンビニでかかる費用は、1ヶ月で約4万円です。
 
本記事では、以下の商品を献立として検討しました。(税込み・端数切り捨て)

●7カフェ ホットカフェラテレギュラーサイズ(180円)
●お好み幕の内弁当(496円)
●たんぱく質が摂れる鶏むね肉サラダ(475円)
●お茶(約154円)

上記の商品の合計金額は1305円でした。毎日購入すると、1ヶ月で3万9150円、約4万円の出費になります。
 
特に、コンビニを多く利用しているのは、30歳未満の若年層です。厚生労働省「令和3年賃金構造基本統計調査」によると、25〜29歳の男女の平均月収は24万6200円とされています。もしも、昼食をコンビニで済ませた場合、収入のおよそ16%を費やすことになるでしょう。
 

コンビニとスーパーで同じ商品を購入! 値段の違いは?

コンビニは、一般的にスーパーと比較しても、商品が割高です。コンビニは24時間営業なので、電気代や人件費などがかかるほか、店舗が大きいスーパーのように大量仕入れができないからです。
 
では、どれほど値段に差があるのでしょうか。実際に、2020年の販売商品について、スーパーの平均価格を100とした場合の、コンビニの価格水準をみてみましょう。
 

販売商品 コンビニの価格水準
ペットボトルの緑茶(500~525mL) 154.9
アイスクリーム(カップ) 140
カップ麺(レギュラー) 133.3
チョコレート(板チョコ・ミルク) 118.3

※総務省統計局「小売物価統計調査関連分析 民間データを用いた店舗形態別価格等に関する分析結果-2020年(令和2年)-」より著者作成
 
上記の表のとおり、コンビニの食品はスーパーと比較して、1〜6割ほど価格水準が高い傾向にあります。
 

コンビニでの無駄遣いを防止するコツを紹介

コンビニでの無駄遣いを防止するには、デメリットを理解して、すこしずつ行動を変えていくことが大切です。本記事では、明日から無理なく行える方法を紹介します。
 

毎月の予算を決めておこう

あらかじめ、コンビニで使用できる予算を決めておくと、無駄遣いを防止できます。
 
予算を決める際には、QUOカードや電子マネーの活用を検討しましょう。毎月決まった額をチャージし、そこからお金を払うようにすれば、予想外の出費を減らす一助になるはずです。
 

毎日の習慣を変えてみよう

コンビニに立ち寄るのが習慣になっている方は、以下のような習慣をプラスしてみると、節約しやすくなります。

●マイボトルを持ち歩くようにする
●自炊をするようにする
●数日分の食材をまとめ買いする
●事前に買う物をメモしておく

日々、何気なく行っている行動を見直してみましょう。すこしずつ行動を変えることが、コンビニでの無駄遣い防止につながります。
 

コンビニは割高! 無理のない範囲で節約しよう

コンビニは便利なので、ついつい無駄遣いをしがちです。スーパーに比べて値段も割高なため、節約を考えるならば、利用はできるだけ控えるとよいでしょう。
 
しかし、過度な節制は長続きしません。コンビニの費用をあらかじめ決めておいたり、習慣を一つひとつ見直したりして、無理のない範囲での節約をしてはいかがでしょうか。
 

出典

総務省統計局 2019年全国家計構造調査 家計収支に関する結果
厚生労働省 令和3年賃金構造基本統計調査の概況
総務省統計局 小売物価統計調査関連分析 民間データを用いた店舗形態別価格等に関する分析結果-2020年(令和2年)-
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集