値上がりは実感してたけど。2022年の光熱費は2021年と比べてどれくらい上がった?

配信日: 2023.05.11 更新日: 2024.10.10

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値上がりは実感してたけど。2022年の光熱費は2021年と比べてどれくらい上がった?
生活に関わる商品やサービスの値段が軒並み値上がりしている日本。毎月の出費を抑えようと、節約に励む家庭も少なくありません。
 
食費以外では、特に毎日の暮らしに必須のガスや電気などの光熱費について、値上がりの影響で「高い」と嘆く声も多いようです。
 
そこで本記事では、2021年と比較して2022年の光熱費はどの程度変化があったのか、総務省の家計調査を参考に解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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電気代は年間約2~3万円・ガス代は年間約4000~7000円増

総務省が発表した2021年度、2022年度の家計調査から家計収支編を参考にみてみましょう。
 

2人以上の世帯における光熱費の変化

●2021年度の1ヶ月の平均光熱費
電気代…1万317円
ガス代…4648円
 
●2022年度の1ヶ月の平均光熱費
電気代…1万2678円
ガス代…5232円

 
この結果から、電気代は2361円増、ガス代は584円増であることが分かります。
 

単身世帯における光熱費の変化

●2021年度の1ヶ月の平均光熱費
電気代…5482円
ガス代…3001円
 
●2022年度の1ヶ月の平均光熱費
電気代…6808円
ガス代…3331円

 
2022年は2021年と比較して電気代1326円増、ガス代330円増になっています。
 

年間で増えた光熱費の金額

増えた金額を年間に換算すると、2人以上の世帯では電気代が2万8332円増、ガス代が7008円増、単身世帯では電気代が1万5912円増、ガス代が3960円増です。
 
どちらも燃料や原料値上がりの影響を受けて料金が高額になっており、特に電気代は年間にして2~3万円前後と増加幅が大きく、家計を圧迫していることが分かります。
 

光熱費を節約するためにできること

それでは、値上がりする光熱費を少しでも抑えるためにできることを紹介します。
 

古い家電を買い替える

普段から節約しているのに、電気代がほとんど変わらないという場合もあるのではないでしょうか?
 
古い家電は、経年劣化などが原因で、機能そのものが低下している可能性があり、そのため、新しい家電と比較して電気を多く使う傾向があります。新しい家電に買い替えることで電気代の節約につながります。
 

支払い方法を見直す

電気料金やガス料金の支払い方法を見直すのも1つの方法です。
 
例えば、電気会社の中には口座振替割引を適用しているところがあり、ほかの支払い方法を利用している場合は口座振替にするとお得になります。口座振替割引がない場合は、公共料金の支払いに強いクレジットカードによる支払い方法に切り替えれば、毎月の光熱費の支払いでポイントを貯めることが可能です。
 

お風呂の追いだきをなるべく使わない

お風呂でぬるくなった際、追いだき機能を利用することもあるのではないでしょうか? 便利な機能ではありますが、温め直すために多くのガスや灯油を利用するので、できるだけ追いだきする回数を減らしましょう。家族で順番に入浴する場合も、できれば誰かが使い終わったら時間をあけずに次の人が入るようにするのが効果的です。
 

電気・ガスの使い方や支払い方法を見直して節約を

2021年度と2022年度の平均光熱費を比較すると、2人世帯・単身世帯ともに年間で電気代が約2~3万円、ガス代が約4000~7000円の増加となっています。日常生活の中での小さな工夫が光熱費の年間料金を抑えることにつながるので、まずは実行してみるのがおすすめです。
 
また、思い切って古い家電を買い替えたり、支払い方法の見直しをしたりして節約を目指しましょう。
 

出典

総務省 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2021年 表番号3-1
総務省 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2022年 表番号3-1
総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯 2021年 表番号2
総務省 家計調査 家計収支編 単身世帯 2022年 表番号2
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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