更新日: 2023.05.16 その他家計

値上げに悩む家庭に知ってほしい。値上げラッシュを乗り切る方法を紹介!

執筆者 : 柘植輝

値上げに悩む家庭に知ってほしい。値上げラッシュを乗り切る方法を紹介!
2022年から始まった食品や光熱費の高騰は、いまだに収まる気配が見えません。それによって多くの世帯が支出の増加に頭を悩ませているようです。
 
そこで、値上げによる支出に頭を悩ませる世帯に向けて、この値上げラッシュを乗り切るために役立つ方法を紹介します。
柘植輝

執筆者:柘植輝(つげ ひかる)

行政書士
 
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2級ファイナンシャルプランナー
大学在学中から行政書士、2級FP技能士、宅建士の資格を活かして活動を始める。
現在では行政書士・ファイナンシャルプランナーとして活躍する傍ら、フリーライターとして精力的に活動中。広範な知識をもとに市民法務から企業法務まで幅広く手掛ける。

電気の節約に努める

2022年中、特に値上がりしたもののひとつに電気代があります。昨今の値上げラッシュを乗り切るに当たり、電気代の節約をむげにはできません。
 
待機電力の節電のため、長期間使わない家電製品のコンセントは抜いておいたり、早寝早起きをしてなるべく明るい時間に行動したりすることを心掛けるといった節電方法は特におすすめです。
 
また、冷蔵庫やエアコンなど電力消費が大きい家電製品については、10年以上前の古いものを使っている場合、買い替えることで節電が可能な場合もあります。買い替えにかかる費用を含めても長期的に見れば、省エネ性能の高い最新機器にした方が結果的に節約につながることも少なくありません。
 

固定的な支出の契約先の変更

電気やガス、インターネットや携帯電話といった固定費の契約先を変更して乗り換えることで、使い勝手はそのままに支出を抑えることができます。これらは事業者によって価格が大きく異なっていることも珍しくありません。契約先を変更するだけで、生活の質を下げることなく支出を下げることも可能です。
 
特にスマートフォンの通信料については、大手通信会社では6000円前後するものが、格安SIMなどと契約することで3000円以下に抑えることも可能になります。
 
また、動画配信サービスなど、使っていない定額サービスを解約していくことでも固定的な支出を減らすことができます。
 

食品ロスを減らす

食品全般も値上がりが続いています。肉や魚、野菜といった生鮮食品から小麦製品など、値上がりしていない品目を探すのも難しくなってきています。
 
そのため、いかに食品ロスを減らし、購入した食品を有効活用できるかが大切です。安いからと特売で買いだめしてしまうと、使い切れずに食品ロスを発生させてしまう可能性があります。
 
まずは、数日で使い切れる分を購入し、古いものから使っていくことを心掛けてみてください。購入した食品を無駄にしないようにするだけでも、食品ロスを多く出している世帯であれば、毎月数千円程度は無理なく節約できるでしょう。
 

保険の見直し

生命保険や医療保険など、何らかの保険に加入している場合は、加入している保険の内容を見直してみましょう。保障内容が過大で保険料も高額となっている場合があります。
 
特に子どもが独立しているなど家族構成やライフスタイルが変化をしているような場合、高額な保険は不要といえるでしょう。そういった保険について見直すだけで、月々の支出を5000円以上減らすことが可能な場合もあります。
 

収入を増やす

節約や支出を減らすなどで値上げを乗り切るのには、限界があります。そこで見方を変えて、収入を増やすという選択肢もあります。例えば、副業をしたり本業で働く時間を増やしたりすることなどが有効です。
 
あまり生活を切り詰めすぎても、不便な生活を強いられたストレスから散財をしてしまうなどで、節約が続かないこともあります。その点、値上がりによって増えた支出相当額を何らかの方法で稼ぐことができれば、節約をせずとも従来通りの生活を送ることができます。
 
その他にも、ポイ活して得たポイントで支出を賄うというのもよいでしょう。支払いを現金からクレジットカードやスマホ決済に変えるだけで、毎月数百円から数千円相当のポイントを得ることも難しくないはずです。
 

昨今の値上げラッシュは工夫で乗り切ろう!

物価の値上げラッシュも日々の工夫で乗り切ることができます。かと言って、無理な節約を行っても結果的にうまく支出を減らせないこともあります。
 
実際にどのような方法が適しているかは世帯によって異なります。今回紹介した方法を参考に、どのような方法なら無理なく結果を出せるか比較し、できそうなことから始めてみてください。
 
執筆者:柘植輝
行政書士

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