更新日: 2023.05.22 その他家計

食費の節約は「無理しない」が鉄則! 今すぐ節約できる買い物の仕方5選

執筆者 : 佐々木咲

食費の節約は「無理しない」が鉄則! 今すぐ節約できる買い物の仕方5選
先日、大手電力7社の電気代の値上げが政府に了承されました。物価上昇に加えて水道光熱費も上がり続け、家計のやりくりに四苦八苦している人も多いことでしょう。
 
そのような中、目を向けてしまいがちなのが「食費の節約」です。食費は家計のうちに占める割合が高く、変動幅も自由自在であることから、簡単に節約できるポイントではあります。
 
しかし、行き過ぎた食費の削減は、健康を損ねる可能性が高くなるためおすすめできません。「でも、もう食費しか節約できるところがない」という場合は、どうしたらよいのでしょうか。本記事では、まず買い物の仕方を改善することを提案します。
佐々木咲

執筆者:佐々木咲(ささき さき)

2級FP技能士

食費の平均は8万1888円

総務省の家計調査(図表1)によると、2人以上の世帯における消費支出の平均は29万865円となっており、そのうち食費は8万1888円です。家計の約3割を食費が占めています。
 
「2人以上の世帯」であることから、3人家族、5人家族などさまざまな世帯の平均にはなりますが、よほどの大家族でなければ8万円から大きく離れる金額にはならないでしょう。
 
図表1
 

 
総務省 家計調査報告 -2022年(令和4年)12月分、10~12月期平均及び2022年平均-
 

食費を節約できる買い物の仕方5選

「毎月何万円も外食している」という場合には、そこが節約ポイントであることは明確です。
 
しかし、食費の節約を考えているほとんどの家庭では、すでに外食は必要最低限となっていることでしょう。食費を日々やりくりしている中で、それ以上に買いたい食材を減らすことはあまりおすすめしません。
まずは、以下のように買い物の仕方を変えてみてはいかがでしょうか。
 

1週間分の献立作り

まずおすすめなのが、買い物に行く回数を減らすことです。そのためには「まとめ買い」が有効です。1週間分の献立を決め、必要な食材を書き出してから買い物に行ってみましょう。買い忘れによる追加の買い物機会と、使い切れなかった食材の廃棄が減少することでしょう。
 

定番食材のみ買う

買う食材が毎週ほぼ同じであれば、1回の買い物で使う金額もほぼ同じになるため、予算管理が行いやすくなります。また、いつも同じ売り場を回ることになるため時間も短縮できる上、余計な品物が目に入りにくくなります。
 
ただ、いつも全く同じだと食の楽しみがなくなってしまうため、「旬のものを毎回1品買う」などのマイルールを設けてみるのもおすすめです。
 

カット野菜の利用

まとめ買いをしても、使い切れずに処分する食材があると無駄づかいになってしまいます。カット野菜は割高ではありますが、使い切れる可能性が高い上に、価格が変動しにくいというメリットがあります。例えば、大根を1本買って半分捨てるよりも、最初から2分の1カットを買ってみてはいかがでしょうか。
 

少し高級なレトルト食品で外食気分を味わう

食費の節約において、外食を控えることは大きなポイントになります。しかし、完全に我慢してしまうのもストレスとなる場合があり不健康です。そこで、少し高級な冷凍食品で外食気分を味わってはいかがでしょうか。
 
冷凍食品の需要は年々増大しており、メーカーはこぞっておいしい冷凍食品を開発しています。今や、外食と変わらないクオリティの味を冷凍食品で食べられるようになっています。スーパーで買うには高いなと思う冷凍食品でも、外食と比べれば圧倒的に安く済ませることが可能です。
 

スーパーマーケットに家族で行かない

「休日は家族でスーパーマーケットへ」という人も多いかと思います。まとめ買いで重くなる荷物も分担できて助かるでしょう。
 
しかし、家族で行くと余計なものを買ってしまう確率が非常に上がります。小さな子どもがいれば、なおさらです。買い物は1人でサクッと終わらせたほうが節約になります。
 

まとめ

食費を無理なく節約するための買い物の仕方を5つ解説しました。さまざまなものが値上がりし、不安の多い世の中です。食事は過度な我慢をせず、おいしいものを食べて乗り切りましょう。
 

出典

総務省 家計調査報告 -2022年(令和4年)12月分、10~12月期平均及び2022年平均-

経済産業省 お手軽・便利・絶品で需要が拡大;冷凍食品の動向

 
執筆者:佐々木咲
2級FP技能士

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