更新日: 2023.05.26 その他家計

自宅で「整う」? 家庭用サウナの値段が上昇? タイプ別のコスパも紹介

自宅で「整う」? 家庭用サウナの値段が上昇? タイプ別のコスパも紹介
ブームになりつつある家庭用サウナ。健康や美容にも良いとされるため、自宅でサウナを楽しみたい人も多いでしょう。しかし、材料が不足しがちなために、サウナを設置する値段も上がっているといわれています。
 
そこで今回は、家庭用サウナを設置するのに必要な値段を解説。また、家庭用サウナを楽しむために必要なサウナストーブのコスパも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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自宅で整う! 家庭用サウナのタイプと種類それぞれの値段は?

ここでは、家庭用サウナの設置に必要な値段を、タイプや種類別に解説していきます。ただし、世界的なウッドショックにより、サウナの材料である木材の価格が高騰していることを意識しておきましょう。
 
ウッドショックは、カナダでの害虫被害やアメリカ・中国での建築ラッシュによる日本への輸入木材の減少と、新型コロナウイルスまん延による労働者不足などが原因とされています。
 

・家庭用サウナのタイプ

家庭用サウナには、「埋め込みタイプ」と「据え置きタイプ」があります。埋め込みタイプは、新築時やリフォーム時に専用のサウナルームを設置するため、内装工事が必要となり高額になりがちです。
 
一方、据え置きタイプは、完成されたサウナルームをそのまま後付けするタイプなので、設置スペースと家庭用コンセントがあれば問題なく、費用も抑えられます。
 

・家庭用サウナの種類

家庭用サウナには、タイプごとに「乾式サウナ」と「湿式サウナ」があります。また、据え置きタイプだけに用意されているのが「遠赤外線サウナ」です。
 
乾式サウナは100℃近い高温になるのが特徴であり、値段の目安は埋め込みタイプが約100万円~、据え置きタイプが約40万円~となっています。湿式サウナは、ロウリュが楽しめるのが特徴です。60~80℃と乾式に比べて温度は低めですが、湿度が100%あるために体感温度は乾式に遜色ありません。
 
なお、ロウリュとは、サウナストーブで温めた石に水をかけて水蒸気を発生させ、部屋の温度を上げる仕組みをいいます。埋め込みタイプが約70万円~、据え置きタイプが約30万円~が目安です。遠赤外線サウナは、温度が45~55℃と湿式よりもさらに低くなります。
 
しかし、遠赤外線ランプからの放射により体を直接温めるため、十分な発汗効果が期待できるのです。また、比較的低温のために息苦しさが少なく、女性に人気が高い傾向があります。
 
なお、遠赤外線サウナは、体を直接温めるためにサウナルームを換気しても効果が下がらないのが特徴です。値段の目安は、据え置きタイプのみで約30万円~となっています。
 

電気に薪(まき)! 家庭用サウナに使うサウナストーブのコスパは?

家庭用サウナに使われるサウナストーブは、主に「電気ストーブ」「遠赤外線ストーブ」、そして「薪ストーブ」です。ここでは、電気料金単価は31円、薪は1キログラム100~150円としてコスパを算出します。
 

・電気ストーブ

家庭用サウナにもっとも多く利用されているのが、電気ストーブです。
 
5kW程度の製品が多く、サウナを利用する時間を1.5時間(部屋の温度を上げる準備に30分、サウナに1時間)として算出すると、1回に必要な電気料金は5kW×1.5h×31円で232.5円となります。1ヶ月(30日)使った場合は6975円です。
 

・遠赤外線ストーブ

ストーブ単体で売られていることはほとんどありません。設備の規模が大きくなるため、サウナ室とセットで販売されていることが多いです。2kW程度の製品が多く、1回に必要な電気料金は2kW×1.5h×31円で93円、1ヶ月で2790円となります。
 

・薪ストーブ

1回のサウナで約10キログラムの薪が必要となり、1000~1500円かかります。そのため1ヶ月では3万~4万5000円もかかります。
 
コスパが悪く、温度が上がるまでに時間がかかり、そのうえ薪の保管場所も必要とデメリットが目立つため、あまり使用されていないのが現状といえます。ただし、電気が不要なため、電気の使えない場所では重宝するストーブです。
 

健康や美容に家庭用サウナを楽しもう

健康や美容に効果・効能があるとされる家庭用サウナは、世界的なウッドショックのために価格や納期に影響がでています。にもかかわらず、家庭用サウナへの注目度は高まっているといえるでしょう。
 
家庭用サウナはタイプと種類をうまく選択すれば、値段を抑えることが可能です。自分が求める家庭用サウナを手に入れて、効果や効能を満喫しましょう。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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