更新日: 2024.10.10 その他家計

小銭貯金は「逆効果」?手持ちの小銭を整理するとお金の管理が上手になれる!

小銭貯金は「逆効果」?手持ちの小銭を整理するとお金の管理が上手になれる!
小銭の預け入れに、手数料がかかる金融機関が増えてきています。せっかく小銭を貯めても、手数料で相殺されてしまうのであれば、意味がありません。今回は、うまく小銭を消費する方法や、整理・両替する方法について解説いたします。
FINANCIAL FIELD編集部

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上手な小銭の整理方法とは?

2022年に、ゆうちょ銀行が、それまで無料だった小銭での入金手数料を有料としたことで、大きなニュースとなりました。このように、小銭での入金に対して、手数料が必要な金融機関が増えてきています。手数料をかけずに、貯まった小銭を整理する方法をみていきましょう。
 

手数料がかからない金融機関に預け入れする

ゆうちょ銀行の場合は、51枚から入金手数料がかかりますが、営業時間内で、決められた枚数以下であれば、手数料が無料の金融機関もあります。
 
手数料をかけずに小銭入金をするためには、その金融機関の口座を持っていて、営業時間内に、金融機関内にあるATMに行く必要があります。金融機関以外に設置されているATMや、コンビニのATMなどでは、小銭は取り扱っていませんので注意しましょう。
 

セルフレジで使う

自分でバーコードを読み込んで支払うタイプのセルフレジでは、小銭を投入して支払えるようになっています。ただ、トラブルを防ぐために、大量に小銭を使うことは避けて、1回20枚程度の使用にとどめておきましょう。
 

義援金や募金に使う

募金や義援金、チャリティーなどの寄付が目的の場合、送金手数料を免除している金融機関が多くあります。小銭で寄付したいと考えている場合は、窓口で相談をしてみましょう。
 
また、お店のレジとか、駅やショッピングセンターなど、人が多く集まる場所には、募金箱が設置されていることも珍しくありません。募金箱を見つけたら、募金するというのも一つの手です。
 

交通系ICカードにチャージする

JRや地下鉄など、駅の券売機では、紙幣だけではなく、小銭でも交通系ICカードへのチャージが可能です。交通系ICカードは、公共交通機関に乗る際だけではなく、店舗での買い物にも利用することができます。
 
ただし、券売機で利用できる硬貨は、10円玉以上と、種類が限られています。1円玉と5円玉の少額の小銭は使用できませんので、注意が必要です。また、投入できる枚数の上限や、チャージできる金額の下限も決められています。
 

おさい銭として使う

神社仏閣にお参りする場合、おさい銭を用意することが一般的です。小銭が手元にたくさんある人は、お参りをしたときに、おさい銭として使用するという方法もあります。
 

小銭を貯めないための方法とは

気がついたら、財布の中がいつも小銭でいっぱいになっているという人は、これ以上、増やさないように心がけましょう。小銭を増やさないためにできる、具体的な方法について解説します。
 

キャッシュレス決済で支払う

買い物をする際には、クレジットカードや電子マネー、スマートフォン決済といった、キャッシュレス決済がおすすめです。キャッシュレス決済は現金のやり取りがないため、財布の中の小銭も増えません。
 
最近では、コンビニやスーパー、ドラッグストア、レストランなど、キャッシュレス決済が利用できる店が増えているため、より利用しやすくなってきています。
 
キャッシュレス決済を利用すれば、支払うときに、現金を探して出す時間が短縮できますし、お釣りを受け取る手間も、省けます。さらに、キャッシュレス決済では、ポイントがつくことがほとんどですので、ポイントを貯められるという点もメリットです。
 

財布を工夫する

小銭入れ部分が区切られていて、額面ごとに取り出しやすいタイプの財布や、コイン専用の財布を利用するようにしましょう。財布が見やすくなることで、会計時にも、必要な小銭をさっと取り出せます。
 
細かい小銭がすぐ出てこなくて、紙幣で支払い、お釣りをもらって、結局、小銭が増えてしまったという事態を防げます。
 

小銭貯金を整理してみよう

小銭を入金する際に、手数料がかかる金融機関が増えてきています。小銭貯金をしている人は、手数料がかからない方法で入金するか、効率よく小銭を消費していきましょう。日々気をつけて、小銭を増やさない工夫をすることが大切です。
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー
 

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