更新日: 2024.10.10 家計の見直し

実際に絞った家計の費目トップは「食費」! 節約で見落としているものは?

実際に絞った家計の費目トップは「食費」!  節約で見落としているものは?
食料品などの生活必需品などの値上げが相次ぐ一方で、収入は変わらず、家計の見直しの必要性を感じている方は多いのではないでしょうか。
 
本記事では、ソニー損害保険株式会社が実施したインターネット調査をもとに、家計の節約として行われている対策を紹介します。また、節約で見落とされがちなポイントについてもお伝えしますので、参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

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30代では100%が家計の節約を実施

まず、全体のどのくらいが家計の節約を行っているのか、年齢別に差はあるのか、について把握しておきましょう。
 
ソニー損害保険株式会社が2023年2月に、持ち家家庭で世帯における家計管理に携わっている人200名を対象とした、「火災保険に関する調査」の結果の一部を紹介します。同調査によると、全体の64.5%の人が、値上げラッシュを受けて家計の節約のために何かしらの対策を実施していると回答しました。
 
年齢別では30代では対策の実施率は100%となっており、回答した全員が家計の節約のために行動を起こしたことが分かります。また、40代では60.9%、50代では64.5%、60代では60.0%という結果であり、1番若い30代が最も節約に対して積極的であることも判明しました。
 

家計の節約対策トップ5を紹介

同調査で家計の節約対策の1位になったのは、「食料品の節約」で全体の55.8%が実施していると答えました。2位は「日用品の節約」で55.0%、3位は「外食を控える」で47.3%でした。続いて、4位は「趣味・娯楽費の節約」で37.2%、5位は「通信費の見直し」で27.9%という結果でした。
 
家計の節約に関しては、食料品を節約したり、外食を控えて自炊を増やしたりするなど、食費を工夫している家庭が多いことが分かります。加えて、日用品を買う場所をより安い店に変更したり、趣味や娯楽費も削ったりするなど、身の回りのことでできるかぎり出費を抑えて節約しようとする傾向がみられます。
 

家計の節約で見落とされているものとは

前述の家計の節約対策トップ5では、4位まではすべて「変動費」でした。変動費は普段から出費の金額を意識しやすく、手軽に節約できます。ただし、家計の見直しポイントとして注目されるのは、「固定費」です。固定費のなかでも通信費については、前述の調査で節約対策のトップ5にランクインしていました。
 
しかし、生命保険や火災保険などは下位にとどまり、生命保険の見直しは8位で12.4%、火災保険の見直しにいたっては4.7%という結果でした。そもそも保険は、ライフステージごとに定期的に内容を見直すことが望ましいとされています。実際のニーズに合わせて余分なオプションを削ることで、保険料を大きく下げられることもあります。
 
火災保険については、家族構成が変わることで保険料が安くなるケースもありますので、家計の節約を目指すならばチェックしておきたいポイントです。
 

固定費は最初に見直せばあとは楽に節約できる

保険料の見直しには多少の手間がかかるため、避けている人も多いかもしれません。しかし、保険料などの固定費は最初に見直せば、あとはその料金が継続されるため、変動費と比べて楽に節約できます。かなり前に長期契約を結んだきり、そのままになっている保険がある場合には、この機会に一度内容をチェックしてみることをおすすめします。
 

出典

ソニー損害保険株式会社 火災保険に関する調査

ソニー損害保険株式会社 ソニー損保 火災保険トップページ

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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