更新日: 2024.10.10 その他家計
暑い夏を迎えるに前に! 夏に効果のある節電術を紹介!
値上げを実施する電力会社のうち、最も値上げ額が大きいのは沖縄電力(2771円)、次いで北陸電力(2196円)です。家庭向けの規制料金プランを契約している世帯は多く、電気代の値上がりによる影響が懸念されます。
そこで本記事では、暑い夏を迎えるにあたり、知っておきたい節電方法を紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
暑い季節、電気の使用量が多いものは?
経済産業省によると、夏季における電力の使用割合は次のとおりです。
●エアコン 34.2%
●冷蔵庫 17.8%
●照明 9.6%
●炊事 6.5%
●給湯 6.1%
●待機電力 6.0%
●テレビ/DVD 4.6%
●洗濯機/乾燥機 2.3%
●パソコン/ルーター 1.0%
●温水便座 0.5%
●その他 11.2%
夏季は冬季と比べると、エアコンと冷蔵庫の電力消費割合が高くなる傾向があります。しかし、気温が上昇する夏場で、エアコンや冷蔵庫を使わない生活を送るのは難しいでしょう。そこで、家庭で無理なく実践できる電気代の節約方法を紹介します。
今からできる! 電気代を節約する方法5選
夏に電力消費が多い項目を中心に、5つの節約方法をみてみましょう。
エアコンはフィルター掃除をして、室内温度を少し高めに設定する
エアコンを使用する際は、無理のない範囲で1〜2度高めに設定しましょう。例えば、経済産業省の「夏季の省エネ・節電メニュー」によると、室内温度を26度から28度に上げた場合、電力の削減率は5.4%です。
また、定期的にエアコン内部を掃除することも節電・省エネにつながります。ほこりなどが詰まったフィルターを放置すると、エアコンの性能が低下したり、カビが繁殖してアレルギーの原因になったりする可能性があります。
冷蔵庫の整理整頓を行い、庫内温度を適度に保つ
冷蔵庫に、常温保存が可能な食品や使っていない調味料などが入っていないでしょうか。食品を詰め込みすぎると電力を消耗してしまうため、定期的に冷蔵庫の中身の断捨離を行いましょう。
また、庫内の設定温度を「中」や「弱」にすると、節電効果を期待できます。ただし、食品の傷みには気をつけましょう。
照明は、ランプを変えると効果あり
不要な照明を消すことはもちろん、電球(ランプ)の種類を変えることも省エネにつながります。
白熱電球は安価ですが、寿命が短く、消費電力も大きいというデメリットがあります。経済産業省の「夏季の省エネ・節電メニュー」によると、54Wの白熱電球から12Wの電球形蛍光ランプに交換(年間2000時間使用)した場合、年間約2600円、電球形LEDランプの場合は年間約2790円の節約が可能です。
料理は電子レンジの活用がおすすめ
炊飯器で長く保温していると、電力の消費量が増え、風味も悪くなります。温めたいのであれば、電子レンジで温め直しましょう。
例えば、経済産業省の「夏季の省エネ・節電メニュー」によると、炊飯器で3合分の米を炊いた場合、1.5合分を食べてから残りの1.5合を4時間炊飯器で保温すると電気代は約6.05円ですが、電子レンジで温め直す場合は約5.21円となります。
また、野菜の下ごしらえを行う際も、ガスコンロを使用するより、電子レンジの方がコストを抑えて調理できます。
シャワーの量に注意! 入浴時間も省エネを意識しよう
家族4人が4分ずつシャワーを使うと、浴槽1杯分のお湯が流れます。そのため、不必要にシャワーを流したままにせず、シャワーを使う時間を短くするように工夫しましょう。
お湯をためる場合、追いだきは電力を消費するため、できるだけ家族で入浴間隔を空けないように気をつけることが大切です。
まとめ
電気代を節約するにあたって、大切なのは「無理をしないこと」です。特に暑い季節は、屋内でも熱中症になるリスクがあるため、できる範囲で省エネを意識するようにしましょう。
出典
経済産業省 大手電力の電気料金値上げ申請について
経済産業省 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト 家庭でできる省エネ
経済産業省 夏季の省エネ・節電メニュー
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー