働き方改革の代償!? 夫の「フラリーマン化」を阻止して無駄な出費を止めるには?
配信日: 2023.07.20 更新日: 2024.10.10
その暇つぶしにかかる費用は、人によってさまざまですが、すぐに自宅へ帰宅すれば、必要のなかった出費です。「せっかく節約しているのに……夫のその出費を止めさせたい!」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、フラリーマンの実態について、解説します。さらに、フラリーマンをやめさせるコツもご紹介。夫の無駄遣いに頭を悩ませている人は、ぜひ参考にしてください。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
フラリーマンが増える背景とは?
フラリーマンが増加している背景として考えられることは、働き方改革によって残業が減り、空き時間が増えたことです。
今まで、仕事を中心に考えてきた人は、空いた時間をどのように過ごしてよいのか分からなくなったり、家庭での居場所がないと感じてしまったりすることが多いようです。
また早く帰ると、家事や育児を任されてしまうことから、息抜きの時間を求めているケースも考えられます。
フラリーマンは終業後に何をしているのか?
残業がなく、仕事が終わっても自宅へ直帰せず、時間をつぶして、フラフラとしているフラリーマン。一体何をして、どれくらいのお金を使っているのかをみてみましょう。
アサヒ飲料株式会社の調査によると、フラリーマンが寄り道をする頻度で、最も多かったのは「週に1日程度(28.6%)」、次いで「週に2~3日程度(24.7%)」と、フラリーマンの半数以上が、週に1日以上の頻度で寄り道しています。
また、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社の調査では、30代・40代のフラリーマンが、暇つぶしに使っているひと月あたりのお金の平均額は「1万1460円」であることが分かりました。
さらに、過ごす場所で多かったのは、以下の通りです。
●コンビニ:59.9%
●本屋:31.8%
●居酒屋:バー:19.4%
●家電量販店:18.2%
●ファストフード店:16.9%
上記のほかにも、「パチンコ・スロット店」や「デパート・ショッピングセンター」などという声もありました。
月に約1万円の出費と考えると、年間にしておよそ12万円になります。終業後、自宅に直帰することで、この分の出費はなくせるため、一刻も早くフラリーマン化をやめさせたいところです。
夫のフラリーマン化を止める方法
夫がフラリーマンにならないようにするには、対策が必要です。具体的には、以下のポイントを意識してみましょう。
●家の中に、夫が一人で過ごせる環境をつくる
●少しずつ、家事や育児に参加してもらう
●趣味や副業を勧める
●こまめにコミュニケーションをとる
家庭に居場所がないと感じている夫に対しては、個人の部屋を作ったり、家事や育児に参加してもらったりしてみましょう。ほかには、何かに没頭できるように、趣味や副業などを勧めてみることも効果的です。
また、日頃からコミュニケーションをとり、関係性を深めていくことも大切です。夫が、自然と家に帰りたくなるように、環境を整えることがよいでしょう。
夫のフラリーマン化を阻止して出費を減らそう
夫がフラリーマン化するのは、家庭環境が影響している可能性も考えられます。
コミュニケーション不足で居心地の悪さを感じたり、慣れない家事や育児を任されて負担を感じたりすることが、原因となっているようです。
適度な息抜きは必要ですが、毎日となると、出費が気になります……。夫のフラリーマン化をうまく阻止することで、毎月の出費を減らせるでしょう。
出典
アサヒ飲料株式会社「ワンダ働き方改革実態調査 第1弾」
SMBCコンシューマーファイナンス株式会社「30代・40代の金銭感覚についての意識調査 2019」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー