6月から同棲を開始したのですが、食費が2人で「8万円」です。どうすれば節約できますか?

配信日: 2023.07.25 更新日: 2024.10.10

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6月から同棲を開始したのですが、食費が2人で「8万円」です。どうすれば節約できますか?
同居を始めて2人暮らしになると、家賃や光熱費などに関しては、1人暮らしと比べて1人あたりの経済的負担が軽くなる場合が多いでしょう。それでも、食費を中心になかなか節約が難しいと感じる人も多いようです。
 
今回は、同居を始めた2人の食費が8万円という場合において、それが安いのか高いのか、統計データをもとに考えます。また、食費の節約方法も紹介していきましょう。
FINANCIAL FIELD編集部

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一般的な世帯の食費はいくら?

一般的な世帯の食費は、総務省統計局の「家計調査」で知ることができます。2023年1~3月期の同調査結果によると、2人以上の世帯のうち勤労者世帯の1ヶ月あたりの平均食費は8万433円です。
 
同居を始めた2人が食費8万円で「高くなってしまった」と感じることも少なくないようですが、統計データをみると平均的といえます。ただ、この統計データは2人以上の世帯のものであるため、2人のみの世帯としては、やはり少々高いと認識しておく必要がありそうです。
 

・2人暮らし世帯の食費で多くの割合を占めるものとは

同調査結果からは、食費の内訳も確認できます。
 
例えば、2人以上の世帯のうち勤労者世帯が「穀類」に費やした1ヶ月あたりの金額は6359円です。同じように、「魚介類」は4896円、「肉類」は8232円となっています。これらの品目は食費の中でも比較的高い消費金額となっており、他にも「野菜・海藻」は7863円と、やはり消費金額は高めです。
 
野菜や海藻と同等の金額となっているものに「菓子類」の7780円があります。また、「調理食品」は1万2055円と、他の品目と比べても非常に多くの金額が費やされているようです。さらに、1万5217円の「外食」も、毎月の食費に対し多くの割合を占めているといえるでしょう。
 

2人暮らし世帯が食費を節約する方法

2人暮らしの世帯では、工夫次第で食費の節約が可能です。ここでは、まず取り組みたい食費の節約方法をいくつか紹介します。
 

・食費が高くなっている原因を確認

家計調査の結果から、食費の中でも比較的多くの消費金額となっている品目を紹介しました。世帯ごとにおいて、品目や金額は変わりますが、まずは、自分の世帯の食費が高くなっている原因の確認が欠かせません。特に、お菓子や外食、調理食品、酒類などに多く消費している場合は、見直す余地が出てくるでしょう。
 

・自炊を心がける

外食を可能な限り控え、自炊を心がけるだけでも食費の節約は可能です。実際に外食や調理食品に費やしている金額が多いことは統計データからも確認できます。もし、2人で外食したり調理食品で食事をすませたりする日が多いようであれば、食費節約のために自炊を積極的に取り入れてみましょう。
 

・お昼はお弁当で

会社などに出勤して仕事をしている場合、昼食をコンビニや会社近くの定食屋などですませがちです。お昼にお弁当を持参するだけでも、食費の節約につながります。夏場は食中毒などにも注意しなければなりませんが、その上で前日の夕食の残りなども上手に活用できれば、無駄を省きつつ食費の節約が可能となるでしょう。
 

・食料品はまとめ買い

野菜や肉類などの食料品のまとめ買いは、節約のために積極的に取り入れたいところです。同じ産地・部位の肉でも、容量の多い商品は単価が安く設定されている場合もあります。そのような食材を購入し、冷凍保存なども活用しながら食事のメニューを考えることで、食費を抑えやすくなります。
 

食費の節約には現状の把握と2人が共通認識を持つことが大切

2人暮らしの世帯において毎月の食費が8万円であれば平均に近い消費金額であるものの、しかし、子どもなどがいない世帯としては、少々高いともいえるでしょう。
 
食費を節約するには、まず、現状の把握が重要です。その上で、自炊やお弁当の持参を心がけたり、食料品はまとめ買いをしたりすることで食費の節約ができます。同居している2人が同じような意識を持ち、行動を起こすことが何よりも大切です。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 2023年1~3月期
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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