更新日: 2023.07.28 その他家計

最近は「自宅での熱中症」がヤバい!? エアコンを使いながら「節電」する方法とは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

最近は「自宅での熱中症」がヤバい!? エアコンを使いながら「節電」する方法とは?
熱中症は屋外で発症するものと考えていませんか。しかし実際は、屋内で発症することもあります。屋外で過ごしていないからといって油断しないほうがよいでしょう。熱中症対策として活用したいのがエアコンです。ただし、長時間使用すると電気代が高くなってしまいます。ここでは、エアコンの適切な使い方や節約方法を紹介します。
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熱中症に気を付けたい場所

総務省が発表している「令和4年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」によると、熱中症の「発生場所別の救急搬送人員」で最も割合が高いのは39.5%の住居(敷地内すべての場所を含む)です。
 
以降、16.6%の道路、11.8%の公衆・屋外(不特定者が出入りする場所の屋外部分)、11.4%の仕事場(1)(道路工事現場、工事、作業所等)、7.4%の公衆・屋内(不特定者が出入りする場所の屋内部分)が続きます。
 
屋内を含む住居は、熱中症による救急搬送のリスクが最も高い場所といえます。公衆・屋内で熱中症を発症して救急搬送されている人が7.4%いる点も見逃せません。屋内で過ごしているときも、熱中症には十分な注意が必要です。
 

エアコンの正しい使い方

屋内での熱中症を防ぐため、正しく活用したいのがエアコンです。使い方のポイントを解説します。
 

・室温

あくまでも目安ですが、室温が28度になるようにエアコンを使用します。28度はエアコンの設定温度ではありません。環境によっては、エアコンの設定温度を28度にしても室温が28度にならないことがあります。
 
室温が下がらない場合は、エアコンの設定温度を28度以下に下げることも検討しましょう。温度計で室温を確認しつつ調整することが大切です。室内の温度にムラが生じることがあるため、室温は自身の近くで計測します。
 

・気流

室内の温度にムラができる理由は、冷たい空気が部屋の下にたまるからです。空気を循環させると効率よく部屋を冷やせます。コツはエアコンの風向きを水平または上向きにすることです。これにより、エアコンから吹き出た冷たい空気が部屋の中を循環します。あるいは、サーキュレーターなどで部屋の空気を循環させることも有効です。
 

エアコンの電気代を節約する方法

エアコンを使用するときに気になるのが電気代です。電気代は次の方法で節約できる可能性があります。
 

・カーテンを閉める

家の中で熱の出入りが最も大きい場所は窓です。屋外の熱は、主に窓から伝わるといえるでしょう。したがって、窓に断熱カーテンを付けて昼間も閉めておくと外気温の影響を受けにくくなります。窓に断熱シートを貼るなどの対策も有効です。外気温の影響を受けにくくなると、エアコンの効きがよくなるため電気代を節約できます。
 

・フィルターを掃除する

ほこりなどでフィルターが目詰まりすると、エアコンが空気を取り込みにくくなります。余計な電力を消費する原因です。定期的に掃除をして、空気の通り道を確保しておくことも節約につながります。掃除の頻度の目安は2週間に1回程度です。フィルターにたまったほこりなどを掃除機で吸い取るとよいでしょう。汚れがひどい場合は、フィルターを水洗いします。
 

屋内で過ごしているときも熱中症に気を付けましょう

住居で熱中症を発症して救急搬送される人が少なくありません。屋内で過ごしているときも熱中症には注意が必要です。手軽な対策としてエアコンの使用があげられます。室温28度を目安に使用するとよいでしょう。
 
電気代は、窓に断熱カーテンを付けて昼間も閉めておく、フィルター掃除をこまめにするなどで節約できる可能性があります。熱中症は命にかかわることがある病気です。エアコンを活用して予防しましょう。
 

出典

総務省 令和4年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況

環境省 熱中症を防ぐためには

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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