テレワークによって「電気代」が増えた! どんな対策ができる?
配信日: 2023.07.31 更新日: 2024.10.10
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
ファイナンシャルプランナー
FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。
編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。
FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。
このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。
私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。
テレワークによる電気代の増加
テレワークにより、家庭での電気使用時間が増えることで、電気代が増加します。具体的にどのくらい増えるのでしょうか。
電気代の増加シミュレーション
電気代は、使用する機器の消費電力、使用時間、電気料金によって決まります。パソコン、照明、エアコンなどを1日8時間使用した場合、1か月あたりの電気代はどのくらい増えるのでしょうか。具体的な消費電力や電気料金は機器や電力会社により異なるため、ここでは一般的な値を使用します。
パソコン:消費電力0.1kW(100W)
照明:消費電力0.05kW(50W)
エアコン:消費電力1.5kW(1500W)
これらの機器を1日8時間使用し、電気料金を1kWhあたり22円とします(電気料金は地域やプランにより異なるため、ここでは一般的な値を使用します)。
それぞれの機器の1か月あたりの電気代は以下のように計算できます。
パソコン:0.1kW × 8時間 × 22円/kWh × 30日 = 528円
照明:0.05kW × 8時間 × 22円/kWh × 30日 = 264円
エアコン:1.5kW × 8時間 × 22円/kWh × 30日 = 19,920円
これらを合計すると、パソコン、照明、エアコンを1日8時間使用した場合の1か月あたりの電気代は約20,712円となります。
ただし、これはあくまで一例であり、実際の電気代は使用する機器の種類やモデル、使用時間、電気料金などにより異なります。また、エアコンの消費電力は設定温度や室内の温度により大きく変動します。この計算はあくまで参考の一つとしてご利用ください。
電気代の節約対策
テレワークによる電気代の増加を抑えるための対策はいくつかあります。以下に、FPの観点から考えた対策を紹介します。
電力会社の契約プランを見直す
電力会社の契約プランを見直すことで、電気代を節約することが可能です。特に、日中に電気を多く使用するテレワークの場合、日中の電気代が安いプランを選ぶと効果的です。
節電行動を心がける
節電行動を心がけることも、電気代の節約につながります。例えば、不要な照明を消す、エアコンの設定温度を適切にするなどの行動があります。
●こまめにスイッチをOFFにする
●冷蔵庫で節電。扉の開閉時間を抑える。
●照明などは、明るさを調整して節電する
●待機電力を削減して節電する。
●テレビは主電源OFF、明るさを調節して節電する。
まとめ
テレワークは、働き方の自由度を高める一方で、家庭の電気代増加という問題をもたらします。しかし、電力会社の契約プランの見直しや節電行動を心がけることで、この問題はある程度解消できます。テレワークを続ける上で、これらの対策を活用して、快適な働き方を実現しましょう。
出典
出典「環境省 家庭でできる節電アクション」
東京都環境局 気候変動対策部 エネルギー対策課
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー