更新日: 2023.08.01 その他家計

国のお金で「節約」できる?助成金や補助金を活用した節約術

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

国のお金で「節約」できる?助成金や補助金を活用した節約術
助成金や補助金には、どのようなものがあるのか、また、自分が対象になるのか分からないという方も多いのではないでしょうか。
 
助成金や補助金を活用できれば、生活に必要不可欠な費用を節約できます。今回は、一般家庭が申請できる、具体的な助成金や補助金について解説します。
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助成金や補助金の活用の仕方

助成金や補助金には、普段生活するなかで必要となる費用も、対象とされているものがあります。
 
助成金や補助金とは、国や地方の自治体などが支給するお金であり、対象者であれば、申請することで支給されます。しかし、申請しなければ、対象者であっても支給されないため、自らで、情報収集をしておかなければなりません。
 
また、助成金や補助金には、申請できる期間が決まっているケースもあります。さらに、審査に通らなければならなかったり、応募基準や条件が限定されていたりする場合があることも、理解しておきましょう。
 

生活に役立つ助成金や補助金とは

普段の生活の費用に、助成金や補助金を活用できるケースとして、以下のようなものが挙げられます。
 

●住宅関連
●子育て関連
●自動車関連

 
それぞれ具体的に、どのような助成金や補助金があるのかを知っておき、うまく節約につなげましょう。
 

住宅関連の助成金や補助金

住宅関連には、新築を購入した場合の補助金と、家賃の補助をしてくれる補助金があります。住宅費用は、家計への負担も大きいため、助成金や補助金を最大限に活用することをおすすめします。
 
■こどもエコすまい支援事業
 
新築住宅を購入したり、リフォームしたりした場合にもらえる補助金です。
 
子育て世帯で、18歳未満の子どもがいる場合や、若者夫婦世帯(39歳以下)であれば、申請可能です。以下の金額の補助を受けられます。
 

●新築:最大100万円
●リフォーム:最大60万円

 
ただし、交付申請期間は、2023年3月31日~12月31日の間で、予算上限に達するまでとなっていますので、締め切りには注意が必要です。
 
■家賃補助

賃貸でも「家賃補助」という制度があります。
 
地域によって金額は異なりますが、主たる生計維持者の状況や世帯収入などによって、対象になるかどうかが決まります。条件については、地域の自治体へ確認してみましょう。
 

子育て関連の助成金や補助金

子育て関連では、医療費が無料になる「医療費助成制度」という、医療費の負担を減らしてくれる制度があります。「医療費助成制度」には、以下のような条件があるため、各自治体へ確認してみましょう。
 

●子どもの年齢
●ひとり親世帯
●特定の疾病

 
助成を受けることができれば、医療費の節約につなげられます。
 
また、このほかにも、子育て関連として有名なものには「児童手当」や「児童扶養手当」「奨学金」などがあります。奨学金には、貸与型だけではなく、給付型の奨学金もありますので、進学先の大学や専門学校へ、問い合わせてみるとよいでしょう。
 

自動車関連の補助金

電気自動車の購入や、リースの契約をする際には、「クリーンエネルギー自動車導入促進補助金」がもらえます。
 
電気自動車は値段が高いという印象をお持ちの方も多いと思いますが、ガソリン車よりも走行コストを抑えられるため、結果的に節約になるでしょう。補助金を活用すれば、さらに節約につなげられます。
 
電気自動車をリースで利用する場合は、リース会社に補助金が交付されます。その際には、リース料金に還元されることが条件となっておりますので、従来の金額より安く利用できます。ただし、補助金利用後の金額で宣伝しているリース会社もあるため、契約時には確認が必要です。
 
車は、購入費だけではなく、維持費も含めて、家計にとって大きな痛手となる出費です。補助金を活用して、可能な限り節約につなげるようにしましょう。
 

助成金や補助金を活用して支出を節約しよう

助成金や補助金は、自分で情報を知る努力をしなければ、自らがその対象であっても、知らないままで有効活用ができません。
 
家計において大きな出費となりがちな、住宅や子育て、自動車の費用は、できるだけ節約できるように、助成金や補助金の対象者であるかどうかを知っておきましょう。
 
ぜひ、助成金や補助金を活用して、少しでも、余裕のある生活を送れるようにしましょう。
 

出典

国土交通省 こどもエコすまい支援事業

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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