更新日: 2023.09.07 貯金

「節約」したいのに頑張っているのは私だけ…夫婦で協力して1年で100万円ためる方法とは?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「節約」したいのに頑張っているのは私だけ…夫婦で協力して1年で100万円ためる方法とは?
「自分は節約を意識しているのに夫は無関心……」と、悩んでいる人もいるかもしれません。
 
効率よく節約するには、家族で協力して取り組むことが大切です。さらに、具体的な目標を持つことで、より効果が期待できます。
 
そこで今回は、二人以上の世帯における平均貯蓄額や、夫婦で目標金額を貯蓄するコツをご紹介します。「なかなか思うように節約できない」と悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。
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二人以上の世帯における平均貯蓄額は562万円

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査2022年」(二人以上世帯調査)では、二人以上の世帯における、金融資産保有額の平均値と中央値が発表されています。
 
表1

金融資産 平均値 合計・中央値
預貯金 562万円 合計:1291万円
中央値:400万円
保険 251万円
有価証券 418万円
その他金融商品 60万円

※金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査2022年」(二人以上世帯調査)を基に筆者作成
 
なお、2021年の金融資産保有額の平均値(合計)は1563万円、中央値は450万円でした。比較すると、全体的に金融資産保有額は、減少していることが分かります。減少理由として最も多かったのは、「定例的な収入が減ったので金融資産を取り崩したから」でした。
 

年間100万円ためるには月に8万3000円ためる必要がある!

貯蓄を成功させるには、具体的な目標を持って、計画的に進めることが大切です。例として、1年で100万円をためることを目標にした場合、月にいくらためればよいのかをみてみましょう。
 
毎月同じ金額をためるのであれば、月に8万3000円ほどを、貯蓄に回す必要があります。ボーナスのなかから30万円を貯蓄に充てた場合は、残りの70万円は、月に5万8000円ほどをためれば、達成できます。
 
自分たちはいつまでにいくらためたいのかとか、どのように貯蓄していくのかなどを決めてから始めることが、成功させるコツです。
 

夫婦で貯蓄を成功させるコツ

貯蓄したいと考えているご家庭のなかには、夫婦で思うように協力できないと、悩んでいる人もいるかもしれません。
 
夫婦間で、お金に対しての認識のズレをなくすには、コミュニケーションをこまめにとって、協力し合って取り組むことが大切です。夫婦で貯蓄を成功させるには、以下のポイントを意識しましょう。

●お互いが現状を把握する
●貯蓄する目的や目標額を一緒に考える
●お金に対する価値観を共有する
●節約は協力して取り組む

計画的に貯蓄を進めるには、夫婦間で、現在の貯蓄額や家計について、把握する必要があります。そして、貯蓄する目的や具体的な目標額、貯蓄方法などを話し合いましょう。家計を見直し、日々の生活で節約する必要がある場合には、協力し合って取り組むことが重要になります。
 
また、お金に対する価値観は、人それぞれ異なります。事前に、お互いの価値観を共有しておくことも、今後のトラブルを回避するためには、大事なことです。お金の使い方や、貯蓄に関するルールを決めておくとよいでしょう。
 

貯蓄を成功させるには計画性を持って夫婦で協力しよう

老後に向けて効率よく貯蓄するには、具体的な計画を立てて、夫婦で協力し合って取り組むことが大切です。互いに、節約や貯蓄に対して意識を持って、同じ目標に向かって進むことが、貯蓄を成功させるポイントです。
 
相手がなかなか節約や貯蓄に協力してくれないというご家庭は、まずは、お金をためる必要性について話し合ってみましょう。
 

出典

金融広報中央委員会 知るぽると 「家計の金融行動に関する世論調査2022年」(二人以上世帯調査)
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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