旅行中、家の電気を消し忘れた!意外とかかっている無駄な電気代とは?
配信日: 2023.09.19 更新日: 2024.10.10
今回は、照明器具にかかる電気代についてまとめました。さらに、電気代を削減できるポイントもご紹介します。
無駄な電気代がかかっていないかを、チェックしてみましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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照明器具にかかる電気代 蛍光灯とLEDを比較してみた
節約のために、照明器具の電気をこまめに消すことを、意識している人も多いでしょう。使用する電球によって、電気代は大きく異なります。特に、LEDは省エネ効果が高く、従来の蛍光灯器具と比較して、50~60%ほどの消費電力を削減できるといいます。
今回は、「蛍光灯」と「LED」にかかる電気代を比較してみました。なお、電気代は、以下の計算式で算出します。
消費電力量(ワット)÷1000×1日の使用時間(時間)×電気量単価(円/キロワットアワー)
※電気量単価:30円/1キロワットアワーで計算
表1
蛍光灯器具 | LEDシーリングライト | |
---|---|---|
消費電力量 | 89ワット | 37ワット |
電気代 (1時間あたり) |
2.67円 | 1.11円 |
寿命 | 2万時間 | 4万時間 |
電気を消し忘れて、そのまま旅行に出掛けてしまった場合(36時間)を想定して計算してみます。
●蛍光灯器具:96.12円
●LEDシーリングライト:39.96円
36時間つけっぱなしにしていても、かかる電気代は、それぞれ100円以下であることが分かりました。しかし、月に何度も消し忘れてしまうと、その分、無駄な電気代が増えてしまうため、注意しましょう。
LEDシーリングライトは、蛍光灯器具と比較して、消費電力が少なくて済みます。使用時間(寿命)も長いため、交換頻度が少なく、その分、手間を減らせるでしょう。
無駄な消費電力を減らすポイント
節約を意識していても、意外と無駄な電力を消費していることも少なくありません。家庭で削減できる節電のポイントは、以下のとおりです。
●炊飯器の保温機能は使用せずに、その都度、電子レンジで温める
●自動食器洗い機は、事前に汚れを拭き取り、節約モードを使う
●洗濯はまとめて洗う(容量以内で)
●風呂の自動保温はオフにする
●エアコンや冷蔵庫の設定温度を見直す
●テレビを長時間観ないときは、主電源をオフにする
●家電製品のフィルターをこまめに掃除する
上記のポイントを意識することで、毎月の電気代を安く抑えられるかもしれません。1回に節約できる電気代は微々たるものかもしれませんが、家族で協力して取り組めば、ちりも積もれば、効果が期待できるでしょう。
無駄な消費電力を減らして電気代を節約しよう
数回、電気を消し忘れて外出しても、さほど大きな出費にはなりません。しかし、無駄な消費電力が積み重なることで、その分、毎月の電気代が高くなります。
小さなことでも続けることで、結果的に、大きな節約につながるでしょう。家族で協力しながら、毎日できる範囲で節電を意識することが大切です。
出典
パナソニック株式会社 LEDで省エネ・節電
東京電力エナジーパートナー株式会社 料金単価表‐電灯(従来からの料金プラン)
環境省 家庭でできる節電アクション
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー