更新日: 2024.10.10 その他家計

会社員のランチは「ファミレスの日替わりセット」もぜいたく品!? 平均は男性624円、女性696円! ランチ代を節約するコツ5選

会社員のランチは「ファミレスの日替わりセット」もぜいたく品!? 平均は男性624円、女性696円! ランチ代を節約するコツ5選
物価の上昇が続くなか、節約の対象になりやすいのは外食費です。なかでも会社員は、毎日のランチ代に頭を悩ませることも少なくないでしょう。実際には、会社員は毎日のランチ代にどのくらいのお金をかけているのでしょうか。データを元に解説していきます。また、ランチ代を節約するコツについても合わせて紹介します。

会社員のランチ代の平均、男性は624円、女性は696円

株式会社SBI新生銀行が行った「2023年会社員のお小遣い調査」によれば、会社員のランチ代の平均は、男性624円、女性696円という結果でした。この金額がランチ代として高いか安いかは、意見が分かれるところでしょう。ただ、ファミリーレストランの比較的安価な日替わりランチでも、700円代後半~1000円前後になることが多く、ランチ代の平均と比較すると、「ファミレスもぜいたく」という現状のようです。
 
同調査が公開した、年代別の調査データも見ていきましょう(図表1)。
 
図表1
 
図表1
 
株式会社SBI新生銀行 2023年会社員のお小遣い調査
 
男性・女性いずれも、会社員のランチ代は20代・30代の方が40代・50代より高くなっています。
 
また同調査では、次のようなランチの内訳に関する統計も公開されています。
 

<ランチの内訳>

●男性会社員

持参弁当:34.5%
購入した弁当:21.8%
社員食堂:15.9%
外食:15.0%
在宅勤務でお昼を作る:5.9%
出前:1.6%
おごってもらう:0.9%
その他:4.5%

 

●女性会社員

持参弁当:48.8%
購入した弁当:17.1%
在宅勤務でお昼を作る:10.9%
社員食堂:8.3%
外食:6.9%
おごってもらう:1.1%
出前:0.6%
その他:6.4%

 
持参弁当と在宅勤務でお昼を作るといった「自宅で作る」人は、男性会社員は40.4%、女性会社員は59.7%にのぼります。男性会社員は約4割、女性会社員は実に6割が自宅で作り、ランチ代の節約にはげんでいるようです。一方、外食や購入弁当を選ぶ会社員は、男性36.8%、女性24.0%でした。
 
男性に比べ女性のほうがランチ代が高いものの、女性のほうが外食や購入弁当を選ぶ人が少ないということから、外食や購入弁当を選ぶ一部女性のランチ代が他より高く、ランチ代の平均を引き上げているとも考えられます。
 

ランチ代を節約するコツ5選

ランチ代は、ちょっとしたコツで節約が可能です。ここではランチ代を節約するコツを5つ紹介します。
 

<1>スーパーやドラッグストアを活用する

スーパーやドラッグストアは、コンビニに比べると安価な弁当などが販売されていることが多いです。そちらでランチを購入すると節約効果が期待できるでしょう。
 

<2>主食のみ持参しておかずを購入する

弁当箱にご飯だけを詰めて、おかずのみ購入する方法です。ご飯を弁当箱に詰めるだけなら用意も手軽ですし、おかずのみ購入するなら出費もおさえられます。
 

<3>役所の食堂や学食を利用する

役所の食堂や大学の学食は、街の飲食店に比べ価格がおさえられています。昨今では、これらが外部の人でも使えるケースも多いので、探してみるとよいでしょう。
 

<4>主食をお米以外にする

種類や商品にもよりますが、穀類のなかでも、お米は比較的が高く、うどん、パスタのほうが安いことも多いです。節約を意識するなら、主食をお米以外にするのも1つの手です。
 

<5>作り置きをする

おかずを週末などに作り置きしておいて、冷凍しておく方法です。出勤前に解凍して弁当箱に詰めればよいので、弁当作りの負担も軽減されます。
 

まとめ

ランチの方法や金額のかけ方は人それぞれです。なるべく節約したいという人もいれば、ランチは好きなものを食べたいという人もいるでしょう。ただ、物価が上昇している現在、他の人はどうしているかデータを見たり、節約の方法をチェックしたりして、改めてランチ代について考えてみてもよいのではないでしょうか。
 

出典

株式会社SBI新生銀行 2023年会社員のお小遣い調査

 
執筆者:小泉健太郎
FP2級

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