更新日: 2024.10.10 家計の見直し
「秋バテ」で1日2食がやっと…3食食べる場合に比べて食費はいくら「節約」できる?
「秋バテ」の代表的な症状に「食欲不振」があり、一日に3食も食べられず、頑張って食べても2食が限界、ということもあるでしょう。
しかし、食事を2食に減らすことは、食費の節約にもなります。今回は、一日3食と2食の場合を比較して、食費の差について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1ヶ月当たりの食費の平均額は?
総務省統計局発表の「家計調査(家計収支編) 単身世帯 詳細結果表 2022年」のデータより、1ヶ月当たりの食費の平均と、支出の多い品目を、それぞれ表にしました。
表1
年齢 | 男性 | 女性 | 男女平均 |
---|---|---|---|
34歳以下 | 3万7587円 | 3万35円 | 3万4385円 |
35歳~59歳 | 4万4680円 | 4万75円 | 4万2899円 |
60歳以上 | 4万1348円 | 3万7610円 | 3万8913円 |
平均 | 4万1595円 | 3万6860円 | 3万9069円 |
※総務省統計局「家計調査(家計収支編)単身世帯 詳細結果表 2022年 2 男女、年齢階級別 単身世帯・勤労者世帯」をもとに筆者作成
表2
品目 | 金額 |
---|---|
外食 | 7840 |
調理食品 | 7536 |
野菜・海藻 | 3623 |
飲料 | 3124 |
菓子類 | 3024 |
※総務省統計局「家計調査(家計収支編)単身世帯 詳細結果表 2022年 2 男女、年齢階級別 単身世帯・勤労者世帯」をもとに筆者作成
すべての性別・年代の金額を平均すると、1ヶ月の食費に、4万円弱かかっていることが分かりました。また食費の内訳を見ると、外食や調理食品に対する支出の割合が高くなっており、全体の4割近くを占めています。
食事の頻度を一日2食に減らすと、どれだけ節約できる?
1ヶ月の食費の平均が約4万円であるとすると、一日当たりの食費は約1333円です。また、1食当たりに使える金額は、約444円となります。
3食を2食にした場合、一日の食費は、444×2=888円となり、一日当たり444円の節約を、9~11月の3ヶ月間続けると、444×91日=4万404円の節約ができる計算になります。
一日2食にすればかなりの節約に! ただし注意点も
一日の食事を2食にすると、3ヶ月で約4万円節約できる計算です。しかしこれは、あくまでも3食のときと同じ食事量や内容であることが前提で、2食にした結果、1食当たりの食事の量が増えたり、間食をする機会が増えたりすれば、出費が増えてしまうこともあります。
どうしても食欲がないというときは、無理に3食を食べる必要はありません。2食にする場合は、消化がよいもの、体に負担をかけないものを食べるようにして、必要な栄養をとれるようにしましょう。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 詳細結果表 2022年 2 男女,年齢階級別 単身世帯・勤労者世帯
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー