更新日: 2023.09.29 家計の見直し

「シャワー中」も「食器洗い中」も水を出しっぱなし…!1日2時間出しっぱなしにしたら、水道代はいくらになるの?

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

「シャワー中」も「食器洗い中」も水を出しっぱなし…!1日2時間出しっぱなしにしたら、水道代はいくらになるの?
節約したいのに「ついつい水を出しっぱなしにしてしまう!」という人もいるかもしれません。水は、出した分だけ水道代がかかるため、こまめに水を止めることで、節水につながります。
 
そこで今回は、1日2時間分の水を出しっぱなしにしてしまうと、いくら水道代がかかるのかを解説します。効率よく節水したい人は、ぜひ参考にしてください。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

1日当たりの平均使用水量と水道代の計算方法

東京都水道局によると、家庭内で、一人が1日に使う水の量は、平均214リットルだそうです。家庭での水の使用内訳は、風呂が43%で最も多く、次いでトイレ(20%)、洗濯(16%)と続きます。風呂における水の使用量が多いことから、入浴時の水の使い方を工夫すると、毎月の水道代を抑えられるかもしれません。
 
次は、水道代の算出方法を見てみましょう。水道代の算出には、以下の計算式を使用します。
 
(基本料金+従量料金)×1.10(1円未満の端数は切り捨て)
 
水道代は、呼び径(メータ口径)によっても料金が異なります。今回は、一般家庭の呼び径25ミリメートルで、月に30立方メートルの水を使用した場合の水道代を見てみましょう。
 
なお従量料金は、使用した水の量によって、以下の単価になります。
※1立方メートルの単価:1~5立方メートル0円、6~10立方メートル22円、11~20立方メートル128円、21~30立方メートル163円
 

5×0+5×22+10×128+10×163=3020円(従量料金)
1460円(基本料金)+3020円(従量料金)=4480円
4480円×1.10=4928円

 
月に4928円の水道代がかかることが分かりました。なお、水道料金の明細書は、2ヶ月当たりの使用料と料金が表示されています。
 

1日2時間水を出しっぱなしにしたら、いくら水道代がかかる?

水道代の計算方法が分かったところで、1日2時間水を出しっぱなしにした場合、どれほどの水道代がかかるのかを見てみましょう。
 
東京都水道局によると、シャワー時に3分水を出しっぱなしにすると、約36リットルの水が流れるそうです。
2時間に換算すると、1440リットルの水を使うことになります。1ヶ月で、約4万3200リットル(43.2立方メートル)です。これを、先ほどの計算式に当てはめてみましょう。
 

5×0+5×22+10×128+10×163+13.2×202=3020円(従量料金)
1460円(基本料金)+5486円(従量料金)=6946円
6946円×1.10=7640円

 
1ヶ月で、8000円近い出費につながります。
 
シャワーだけではなく、歯磨きや洗い物、車の洗車などの際にも、水の出しっぱなしを意識的に防ぐことで、毎月の水道代に差が出るでしょう。
 

水道代を安く抑えるには出しっぱなしをなくそう

毎月の水道代を安く抑えるには、水の出しっぱなしをなくすことが一番の方法です。
 
1日2時間も水を出しっぱなしにすると、月に約8000円もの水道代が余計にかかります。シャワーはこまめに止めて、歯磨き時にはコップに水をくんで使用するなど、ちょっとした工夫で、無駄な水を使わずにすむでしょう。ほかにも、節水効果が期待できるシャワーヘッドに交換することも有効です。
 
しかし、自分一人が意識していても、家族が水を出しっぱなしにしていたら、十分な節水効果は得られません。家族全員が節水を意識して、協力することが大切です。
 

出典

東京都水道局 もっと知りたい「水道」のこと
東京都水道局 水の上手な使い方

東京都水道局 水道料金・下水道料金の計算方法(23区)

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

ライターさん募集