更新日: 2023.10.05 家計の見直し

うちの水道光熱費、月「1万8000円」は平均より安いですか?日々生活費を切り詰めている方なのですが…。

執筆者 : FINANCIAL FIELD編集部

うちの水道光熱費、月「1万8000円」は平均より安いですか?日々生活費を切り詰めている方なのですが…。
水道光熱費は、生活に欠かせない支出のひとつです。どうしても毎日発生するため、金額を気にしている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
 
今回は、水道光熱費の平均支出額について、全体・地域・世代の、三つの方向からご紹介します。目安となる平均支出額を知って、節約のモチベーションアップに役立ててください。
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水道光熱費の平均金額

総務省統計局の実施した「家計調査家計収支編(二人以上の世帯)2022年」によると、水道光熱費の全国平均値は、29万4292円(月額およそ2万4524円)となりました。そのため、月額1万8000円の場合は、平均よりも低く抑えられているといえるでしょう。
 
また水道光熱費には、電気代・ガス代・水道代などさまざまな項目が含まれます。それぞれの平均支出金額と月額換算金額は、表1のとおりです。
 
表1
 

項目 年間支出金額 月間支出金額
電気代 15万2138円 約1万2678円
ガス代 6万2788円 約5232円
上下水道料 6万2487円 約5207円

 
※総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2022年 <品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格 4-1 都市階級・地方・都道府県庁所在市別 二人以上の世帯」を基に筆者作成
 

もっとも安い・高い地域

水道光熱費は、お住まいの地域や、世代によっても、大きく左右される支出項目です。そのため、地方区分別の水道光熱費についても確認しておきましょう。
 
地方区分別の年間支出額と月間支出額の平均は、表2のとおりです。もっとも平均支出額が高いのは、北海道です。
 
表2
 

地方区分 年間支出額 月間支出額
北海道 36万7955円 約3万663円
東北地方 35万1361円 約2万9280円
関東地方 29万2408円 約2万4367円
北陸地方 34万2413円 約2万8534円
東海地方 28万5009円 約2万3751円
近畿地方 27万9196円 約2万3266円
中国地方 30万380円 約2万5032円
四国地方 27万51円 約2万2504円
九州地方 25万8201円 約2万1517円
沖縄 25万431円 約2万869円

 
※総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2022年 <品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格 4-1 都市階級・地方・都道府県庁所在市別 二人以上の世帯」を基に筆者作成
 

世代別の水道光熱費

また水道光熱費は、世代によっても、支出が大きく異なることが分かります。同調査では、20代から70歳以上まで、各年代の平均支出額も調査しています。表3を確認すると、もっとも支出が高いのは50代で、もっとも低いのが20代という結果になりました。
 
表3
 

年代区分 年間支出金額 月間支出金額
29歳以下 20万2948円 約1万6912円
30~39歳 25万6015円 約2万1335円
40~49歳 29万1693円 約2万4308円
50~59歳 31万3320円 2万6110円
60~69歳 31万228円 約2万5852円
70歳以上 28万9891円 約2万4158円

 
※総務省統計局「家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2022年 <品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格 4-6世帯主の年齢階級別 二人以上の世帯」を基に筆者作成
 
地域と年代をあわせて考慮すれば、もっとも水道光熱費を安く抑えられているのは、沖縄県在住の20代と推測できます。ただし、いずれの地域・世代の平均支出額も2万円以上となるため、1万8000円は、節約に成功しているといえるでしょう。
 

地域・世代にあわせて無理のない節約を

水道光熱費には、電気代・ガス代・水道代などが含まれており、地域の気候やライフスタイルによって、支出額が大きく左右されます。年間・月間の平均金額はご紹介したとおりですが、それはあくまでも目安に過ぎません。ご紹介した平均支出額は参考にとどめつつ、無理のない範囲で節約を心がけましょう。
 

出典

総務省統計局 家計調査 家計収支編 二人以上の世帯 詳細結果表 2022年 <品目分類>1世帯当たり年間の支出金額,購入数量及び平均価格/4-1 都市階級・地方・都道府県庁所在市別 二人以上の世帯/4-6世帯主の年齢階級別 二人以上の世帯

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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