トイレの回数は1日平均「5~7回」!? 職場の「トイレ休憩」は何分くらいまでなら大丈夫? 長すぎると給与から引かれる場合もあるの?

配信日: 2023.10.09 更新日: 2024.10.10

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トイレの回数は1日平均「5~7回」!? 職場の「トイレ休憩」は何分くらいまでなら大丈夫? 長すぎると給与から引かれる場合もあるの?
「自分は仕事中のトイレ休憩の時間が長いかもしれない」と不安に思っている人もいるでしょう。とはいえ、トイレは生理現象であり、調節したくてもできないこともあります。
 
そこで、本記事では、厚生労働省が策定したガイドラインを基にして、仕事中のトイレ休憩は何分くらいまでなら大丈夫なのかを解説していきます。あわせて、平均的なトイレの回数も紹介していきましょう。
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平均的なトイレの回数と長さとは?

トイレに行く回数は人によってさまざまですが、一般的な排尿の回数は「1日5~7回程度」といわれています。昼間の排尿の目安は「約3~5時間の間隔で1回」です。そのため、「1日8時間労働の場合、1~2回はトイレ休憩を取る」のが一般的といえるでしょう。
 
ちなみに、1日の排尿回数が8回以上の場合を「頻尿」と呼びます。排尿回数は人それぞれのため一概にとらえることはできませんが、前述の回数を目安に、自身が頻尿だと感じる場合は体調を管理するうえでも何らかの対策を取る必要があります。
 
一方の排便については、インターネットの調査によると「1日1回以上」の人が半数以上です。排便のタイミングについては「朝」の人が45.3%で、一番大きな割合を占めています。次に多いのが「決まっていない」で42.4%、一番少ないのが「昼」で8.2%です。以上のことから、排便のためにトイレに行く人は勤務時間外が多いと考えられるでしょう。
 
1回あたりのトイレにかかる時間も人によってさまざまですが、分数の目安として厚生労働省が策定した「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」が参考になります。このガイドラインは、パソコンなどの情報機器を使って作業を行う労働者の心身の負担を軽くすることを目的に策定されたものです。
 
例えば、1日に4時間以上の情報機器作業を行う場合、「一連続作業時間が1時間を超えないこと」「作業途中、1~2回の小休止をすること」「次の連続作業までに10~15分の作業休止を入れること」などが盛り込まれています。以上のことから、パソコンで仕事をしている人の場合、仕事中1時間に1~2回は席を外しても問題ないと考えられるでしょう。
 
また、ガイドラインによると、次の連続作業に移る前には10~15分程度、作業を休止することが妥当だとされています。この作業休止時間の10~15分をトイレ休憩に充てるとよいでしょう。
 
とはいえ、トイレは生理現象であり、1回につき10~15分程度以上かかることもあります。細かい時間を気にすることなく、必要に応じてトイレに行くようにしましょう。我慢して体調を崩しては、元も子もないからです。
 
また、トイレ休憩は労働者に与えられた権利です。トイレ休憩を取ったからといって、その分の賃金が給与から差し引かれることはありません。また、特別な事情のある職場や作業でない限り、トイレ休憩に行くからといって上司への申告も不要です。
 

トイレ休憩の長さにルールなし! 気にせず取るようにしましょう

厚生労働省が策定した「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」によると、次の連続作業に移る前には10~15分程度、作業を休止することが妥当だとされています。すなわち、トイレ休憩を10~15分取っても問題ないといえます。
 
とはいえ、トイレは生理現象です。細かく気にすることなく、トイレに行くようにしましょう。
 

出典

日本泌尿器科学会 尿が近い、尿の回数が多い ~頻尿~
特定非営利活動法人日本トイレ研究所 大人の排便に関する意識調査
厚生労働省 「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」を策定しました
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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