義母が二世帯住宅を希望していますが、5人世帯になると「水道光熱費」はどのくらい上がりますか?メーターは別々にすべき?
配信日: 2023.10.08 更新日: 2024.10.10
5人世帯になった場合の水道光熱費が、毎月どれくらい上がるのか、事前に確認しておきましょう。また、二世帯住宅におすすめの支払い方と節約のポイントもあわせてご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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3人暮らしから5人暮らしになると水道光熱費はどう変わる?
総務省統計局の家計調査によると、2023年4月時点での3人世帯と5人世帯の電気代・ガス代・水道代の平均価格は図表1のようになっています。
図表1
3人世帯 | 5人世帯 | |
---|---|---|
電気代 | 1万4320円 | 1万5864円 |
ガス代 | 7242円 | 7333円 |
水道代 | 5137円 | 7220円 |
※「総務省統計局 家計調査 家計収支編 3-1 世帯人員別1世帯当たり1か月間の収入と支出」を基に筆者作成
世帯人数が増えれば、その分水道光熱費も高くなります。単純にお風呂やトイレの使用頻度が高くなることはもちろん、使用する電化製品が増えたり、消費電力が大きい電化製品に買い替えたりすることもあるでしょう。
二世帯住宅では水道光熱費の支払い方にも注意が必要
子世帯は夫婦共働きで日中ほぼ家にいないにもかかわらず、義父母と水道光熱費が折半であることに疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。実際に二世帯住宅では、水道光熱費の支払い方に関してトラブルに発展することもあるため、事前の話し合いが必要です。
まず費用を折半するのであれば、それぞれの世帯が使った分だけ支払う方法が一番望ましいです。親世帯・子世帯それぞれにメーターを設置し、世帯ごとの使用量を明確にするとよいでしょう。
ただし、この方法はメーターを2つ設置する際に費用がかかること、基本料金がそれぞれ発生してしまうなどのデメリットがあります。そのため、費用をできるだけ抑えたうえで各世帯の使用量を把握したい場合には、子メーターを設置して世帯ごとの使用量を計る方法がおすすめです。
事前にしっかり話し合っておきましょう
二世帯住宅を購入して親世帯と子世帯が一緒に暮らし始める際には、お金についてしっかり話し合うことが大切です。
お金のことでどちらかがストレスを感じ、トラブルに発展してはお互いに気持ちよく暮らせなくなるため、曖昧なまま放置することはおすすめしません。水道光熱費の場合は、メーターを別々にしたり子メーターを設置したりするなどの方法を検討しておくと安心です。
出典
総務省統計局 家計調査 <用途分類>1世帯当たり1か月間の収入と支出 3-1 二人以上の世帯・勤労者世帯・無職世帯
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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