更新日: 2024.10.10 働き方
「たばこ休憩」に対抗すべく「急須でお茶休憩」をしてみた!時間と回数、同じくらいとってもいいですよね?
しかし「急須できちんとお茶をいれて休憩したい」という要望があった場合は、たばこ休憩よりも長時間となるため、許可してもよいものかが悩ましいところです。
今回は、急須でお茶をいれて休憩する場合にかかる時間と、たばこ休憩の平均時間についてと、その間に発生する給料について、ご紹介します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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お茶休憩とたばこ休憩にかかる時間
お茶休憩として、急須でお茶をいれた場合にかかる時間の目安は、以下のとおりです。おおむね15分程度で、仕事へ戻れる計算です。
●ケトルで湯を沸かす時間……1分
●茶葉の蒸らし時間……1分
●飲む時間……10分
●片づけ……1分
一方、たばこ休憩にかける時間は、人によってさまざまですが、「マイナビ学生の窓口」によるアンケート調査では、1回平均15分、1日平均5回という結果でした。
1回の休憩にかかる時間は、たばことお茶で同じ程度です。つまり、非喫煙者と喫煙者で同様に休憩を取るならば、平均5回程度までは、お茶休憩ができる計算になります。
平均回数分の休憩を取ったら時給いくら分になる?
15分の休憩を5回取った場合、合計で75分になります。東京都の最低賃金(2023年10月1日以降適用)1113円で計算するならば、毎日約1391円分を、休憩に充てている計算になります。
試算をもとに話し合いが必要
たばこ休憩には、合計すると1日に1時間以上の時間が費やされています。
非喫煙者からすれば不公平感があり、「自分たちもまとまった時間、お茶休憩を取ってもよいはずだ」と考えるでしょう。
しかし喫煙者からは「喫煙時間で頭をすっきりさせているのだから、禁止されると効率が落ちてしまう」「話し合いの場になっているので、たばこ休憩は欠かせない」といった意見もあります。
企業の立場なら、支払っている給与に休憩している時間も含まれているため、歓迎はできません。
たばこ休憩時間分の賃金の額を参考に、回数制限を設けたり、時間制限を設けたりして、各職場での落としどころを見つける必要があるでしょう。
喫煙者・非喫煙者の双方が気持ちよく働ける職場づくりを
非喫煙者からの「喫煙者だけ何回もたばこ休憩へ行くのは納得できない」という声を多く聞くようになりました。職場で話し合い、お互いが納得できる休憩の取り方を見つけましょう。
出典
株式会社マイナビ マイナビ学生の窓口 タバコ休憩に関するアンケート調査(livedoor News)
厚生労働省「地域別最低賃金の全国一覧 令和5年度地域別最低賃金改定状況」
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー