寒くなってきたので、そろそろお風呂につかりたい…!毎日浴槽にお湯をためると「水道代」と「ガス代」はいくらかかる?
配信日: 2023.10.19 更新日: 2024.10.10
しかし、毎日浴槽にお湯をためるとなると、気になるのが水道代とガス代です。そこで今回は、毎日浴槽にお湯をためると、1ヶ月でどれほどの水道代とガス代がかかるのかを解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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目次
お風呂1回分の水道代
まずは、水道代を計算してみます。東京都水道局によると、1リットル当たりの水道代の目安は0.24円とのことですので、今回はこちらの数字を使用します。
一般的に、浴槽1杯に必要な水の量は200リットルとされています。計算すると、お風呂1回分の水道代は48円であり、毎日湯船につかったとすると、1ヶ月当たり1440円です。
お風呂1回分のガス代(都市ガスの場合)
ガスの単位は立方メートルで表され、1立方メートルは約1万755キロカロリーの熱量に換算されます。
プロパンガス料金消費者協会によると、水温15度の水200リットルを42度まで上昇させるには、5400キロカロリーの熱量が必要とのことなので、使用するガスの量に換算すると約0.502立方メートルとなります。
東京ガスの場合(2023年10月・東京地区等)、1立方メートル当たりの基準単位料金が145.31円です。
145.31円×0.502立方メートル≒72.95円
1ヶ月の基本料金759円を日割りにすると、759円÷30日=25.3円
72.95円+25.3円=98.25円
お風呂を1回沸かすには、ガス代が約98円かかることが分かりました。
計算した水道代とガス代を合計するといくら?
お風呂1回分(湯船)にかかる水道代とガス代を合わせると約146円です。毎日湯船につかると仮定すると、1ヶ月当たり約4388円となります。家族が全員湯船につかる場合は、お風呂の「追い炊き」や「足し湯」の機能を使用することも考えられます。
そうすると、水道代とガス代がさらにかかるでしょう。なお、今回計算した水道代とガス代は、あくまでも目安です。使用環境やお湯のため方・量によって、かかる料金は異なります。
お風呂にかかる水道代とガス代を節約する方法
下記のようにお風呂の入り方を工夫することで、水道代とガス代の節約が可能です。
・入浴は一人ひとりの間隔を空けない
・シャワーはこまめに止めて、浴槽のお湯を使う
・入浴後は浴槽のふたを閉める
・湯量や設定温度を下げる
家族で湯船につかる場合は、間を空けずに次々と入浴することで、追い炊きをしなくても済ませられます。さらに入浴後は、浴槽のふたを閉めることで水温を保てるため、ガス代の節約につながるでしょう。
お風呂の入り方次第で水道代とガス代は安く抑えられる
湯船につかるには、シャワーのみと比較すると、水道代とガス代がかかります。毎日入ることを仮定すると、1ヶ月で約4400円かかることが分かりました。
お風呂の入り方を工夫することで、水道代とガス代は、少しは安く抑えられるでしょう。さらに、残り湯を洗濯・掃除・庭の水やりなどに活用すれば、より節約につながります。
出典
一般社団法人プロパンガス料金消費者協会 プロパンガスと都市ガスお風呂代の違い
東京都水道局 よくある質問 節水について
経済産業省 北海道経済産業局 実践!おうちで省エネ(19ページ)
東京ガス株式会社 ガス料金表(家庭用/業務用・工業用 共通) 一般契約料金 2023年10月分
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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