更新日: 2024.10.10 家計の見直し

【冬の節約】1ヶ月間フル出社で働いた場合、在宅勤務と比べて暖房代はどのくらい節約できる?

【冬の節約】1ヶ月間フル出社で働いた場合、在宅勤務と比べて暖房代はどのくらい節約できる?
1ヶ月間フル出社で働いた場合、在宅勤務と比べて暖房代はどのくらい節約できるのか気になっている人もいるのではないでしょうか。本記事では、エアコンを暖房モードにして使用した際にかかる電気代を算出し、1ヶ月フル出社した場合と在宅勤務の場合の電気代の比較や、電気代を安くする方法について解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

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暖房代を比較しよう

1ヶ月間フル出社で働いた場合、在宅勤務と比べて暖房代はどのくらい節約できるのかを計算するために、勤務時間にかかる暖房代を計算します。1ヶ月(30日)のうち、週休2日と仮定すると、4週間で勤務する日数は22日です。
 
また、暖房を使用する時間は8時間として仮定しましょう。エアコンの暖房にかかる電気代は「消費電力(kW)×1kWhあたりの電気料金単価(円/kWh)×使用時間(h)」で算出できます。
 
なお、エアコンの暖房機能を使用する場合にかかる1時間あたりの消費電力は、エアコンの種類によっても異なりますが、目安としては70W~3700W程度になるでしょう。
 
1kWhあたりの電気料金単価は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安単価として定めている「31円」を採用します。エアコンの消費電力が2000Wとして電気代を算出すると、「2×31×8=496」となり、8時間暖房を使用した場合にかかる金額は496円と分かるでしょう。
 
同じ条件で22日間使用した場合は「496×22=10912」となり、約1万1000円かかると算出できます。これらの計算結果から、1ヶ月間フル出社で働いた場合、在宅勤務の場合と比べて暖房代は約1万1000円節約できるといえます。
 

電気代を節約するコツとは

「少しでも暖房を使用する際にかかる電気代を節約したい」という場合は、いくつかの工夫をすることが大切です。電気代を節約するためには、運転モードを「自動」にしたり、窓の断熱対策をしたりするとよいでしょう。
 
運転モードを「自動」以外にすると、室温が設定温度に到達したあとも同じ能力で稼働してしまうため、無駄な電力を消費してしまう可能性があります。自動運転モードにすることで、室温が設定温度になるまでは強いパワーで稼働し、設定温度になってからは必要に応じた能力で運転するため、効率よくエアコンを活用できるでしょう。
 
また、窓に断熱シートを貼ったり、断熱効果が期待できるカーテンを使用したりすることで、外から冷気が入ることを防ぐとともに、室内の暖まった空気が外に逃げることを防ぐ効果が期待できます。部屋の空気を暖かいまま維持できるため、効率よく室内温度を調節でき、エアコンの稼働も必要最小限にとどめられるでしょう。
 

フル出社すると暖房代節約になる

暖房代の具体的な金額はエアコンの使用時間や消費電力によって異なりますが、フル出社することで在宅勤務の場合と比べて1万円ほど節約できるでしょう。
 
また、本記事で紹介したような電気代節約の方法を取り入れることで、消費電力を減らし、暖房代の節約につなげることが期待できます。在宅勤務の場合は電気代を節約するためにも、できる範囲の工夫をするとよいでしょう。
 

出典

公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会 よくある質問 Q&A

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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