テレビをつけっぱなしにしてしまった!一日にかかる電気代っていくら?
配信日: 2023.10.28 更新日: 2024.10.10
では、電気代はテレビとスマホではどちらのほうが高いのでしょうか。本記事では、テレビとスマホの電気代を比較して解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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テレビの1ヶ月当たりの電気代は約120~190円
一般家庭で使用されているテレビの主流は、液晶テレビです。そのため、今回は液晶テレビを参考に電気代を見てみましょう。通常、リビングで使用されることが多い液晶テレビのサイズは49インチ、50インチ、55インチが多いです。
以下で、いくつかの省エネテレビの電気代を比較してみます。経済産業省資源エネルギー庁によると、1kWh当たりの電気代は約35円(2023年5月現在)です。参考に、2種類のテレビの電気代を比較します。
※価格と年間消費電力の出典:gooランキング
・SHARP AQUOS 液晶テレビ(2T-C32DE)
年間消費電力が65kWh(1ヶ月当たり約5.4kWh)となっているため、1ヶ月当たりの電気代は「5.4kWh×35円=189円」です。
・シャープ 液晶テレビ AQUOS 2018年モデル(2T-C32AE1)
年間消費電力が39kWh(1ヶ月当たり約3.3kWh)で省エネとなっているテレビで、1ヶ月当たりの電気代は「3.3kWh×35円=115.5円」です。
スマホの1ヶ月当たりの電気代は1日1回の充電で約12円
スマホの1回当たりの電気代はバッテリー容量によって異なります。計算式は「バッテリー容量(mAh)×定格電圧(V)÷1000=バッテリー電力量(Wh)」「バッテリー電力量(Wh)÷1000×1kWh当たりの電気料(円)」です。
たとえば、3000mAhのバッテリー、定格電圧が3.7Vとします。この場合、まずはmAhをWhに変更しなければなりません。計算式に当てはめると「3000mAh×3.7V÷1000=11.1Wh」です。ここから電気代を算出すると、「11.1Wh÷1000×35円=0.3885円」となります。
・充電回数はバッテリー容量によって異なる
1日1回充電するとして、1ヶ月当たりの電気代は約11.7円です。
テレビを見る場合と比較すると、スマホで動画を見るほうが10分の1程度の電気代であることがわかります。1日2回充電した場合でも6分の1程度の電気代です。
ただ、スマホのバッテリーは消耗品であるため、充電を繰り返すうちに電池のもちは短くなってしまいます。使用頻度が多ければ、電気代も増えてしまう可能性があります。また、充電回数以外にも、気温が極端に高温・低温だった場合に電池の劣化速度が速まります。
テレビよりスマホのほうが電気代は節約できる
テレビを1日つけっぱなしにした場合でも、電気代は1ヶ月当たり200円以下です。一方、スマホは充電回数によりますが、1日1回充電した場合で1ヶ月当たり12円ほどと、テレビの10分の1以下の電気代しかかかりません。
ただ、バッテリーの劣化によって充電のもちが悪くなるため、1日に充電しなければならない回数は増えます。テレビを見る時間とスマホで動画を見る時間のバランスをとりながら電気代を抑えましょう。
出典
経済産業省資源エネルギー庁 2023年6月の電気料金、なぜ値上がりするの?いくらになるの?
gooランキング 省エネテレビのおすすめ人気ランキング10選【統一省エネラベル・省エネ基準達成率についても】
※2023/10/30 記事を一部修正いたしました。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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