更新日: 2024.10.10 家計の見直し
30歳一人暮らし、「デリバリー」を週に7回以上利用してしまいます…。自炊したらいくら食費は浮きますか?
「外食するのは面倒」「家でゆっくり食べたい」という方におすすめなのが、フードデリバリーです。
栄養バランスのとれたおいしい料理が気軽に食べられて、食事の準備も片付けも不要なフードデリバリーは、利用者数が年々増加している人気のサービスとなっています。
便利であるため「週に何度も利用している」という方もいらっしゃるようですが、費用がどれくらいかかるのでしょうか。
本記事では、フードデリバリーを週に7回以上利用している方が、自炊した場合には、いくらぐらいの食費が浮くのかを検証します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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一人暮らしの食費の平均は1ヶ月いくら?
まず、一人暮らしの1ヶ月にかかる食費は、総務省が2022年に実施した「家計調査 家計収支編 単身世帯」によると、平均で3万9069円となっています。
また同調査によれば、単身世帯の消費支出は、1ヶ月で16万1753円とされているため、支出のうち約24%が食費にかかっていることになります。
1ヶ月の食費の平均が3万9000円程度と考えると、1日分の食費は1300円前後になります。
つまり、1食あたりの金額を430円程度に抑えれば、平均的な食費で済ませられるということです。
デリバリーを週に7回利用した場合にかかる費用は?
デリバリーを利用した場合は、配達手数料がかかるため、通常より割高になります。
仮に、1000円の料理を注文して、400円の配達手数料がかかった場合、週に7回利用したときの費用は9800円です。
夕食だけデリバリーにしたとしても、1ヶ月(30日の場合)続けると、4万2000円かかります。
仮に、1日1食をデリバリー(1食あたり約1400円)にして、残りの2食を自炊(1食あたり約430円)した場合、1日にかかる食費は約2260円です。
1日3食を自炊した場合は約430円×3食=約1290円で済むため、1日1食をデリバリーにした場合より約1000円も食費が浮くことになります。
つまり、デリバリーの利用をやめて、すべて自炊にした場合、1週間で約7000円、1ヶ月で約30000円の節約になるということです。
節約したいなら支出を抑える工夫を!
デリバリーならネットで注文するだけですので、ほとんど手間をかけずに食事を用意できます。また自炊する場合と違って、ガス代や水道代がかからずに済みます。
豊富な種類の加盟店から、さまざまな料理を選んで楽しめるため、飽きることもありません。
しかし、頻繁に利用しすぎると家計の負担が大きくなってしまうため、利用回数を減らすなどの工夫をすることが大切です。
例えば、デリバリーを利用するときは、割引クーポンを使用するなど、お得に済ませることをおすすめします。
出典
総務省統計局 政府統計の総合窓口(e-Stat) 家計調査 家計収支編 単身世帯001 用途分類(総数)
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
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