更新日: 2024.10.10 働き方
真面目さがかえって仇に? 完璧主義の社員が評価されず出世できないわけとは?
そこで本記事では、完璧主義者が成果を残しづらい理由を説明したあと、完璧主義を乗り越える方法について解説します。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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完璧主義だと仕事の成果を残しにくいわけ
完璧主義の意識が強すぎる場合、ひとつひとつの仕事に時間がかかります。細部にこだわり、妥協できず、何度も修正を重ねる傾向があるからです。
しかし、ほとんどの仕事には期限があります。一見、期限がない業務に思えても、「この程度の仕事なら、数時間で終わるはず」と上司は見積もっているかもしれません。また、時間のかけすぎは生産性の低下にもつながるでしょう。そうなると社内で評価を受けられず、出世は難しくなります。思うように結果を出せないストレスから、体調をくずすリスクもあります。
完璧主義を乗り越える方法
では、完璧主義を乗り越えるにはどうすればよいのでしょうか? 正解はないものの、「少しずつ考え方を変えてみよう」という意識を持つことがよいでしょう。
例えば、「自分の能力には限界がある」と認めてはどうでしょうか。特に若いうちは、仕事の経験自体が浅いものです。その状況で完璧なものを目指し、仮に100%、納得できる業務が遂行できたとしても、それが上司にとっても完璧とは限りません。
そうであれば、現段階の自身の能力を素直に認め、納得できない点があっても完成させ、上司に報告してフィードバックを得るほうが成長できるかもしれません。
ほかにも「適度なアバウトさ」を意識するとよいかもしれません。「完璧を目指すのではなく、期限の中で精一杯に取り組む」という考え方です。
そのためには「何が重要なのか」を見極める必要があります。例えば、プレゼンテーション用の資料作成であれば、文字情報は重要でも、デザインはそこまで重視されないかもしれません。真面目さゆえに完璧を求め過ぎず、上司に確認しながら進めるとよいでしょう。
このように自身の能力の限界を認め、適度なアバウトさを心がけることにより、完璧主義を乗り越えられる可能性があります。
まとめ
今回は完璧主義が成果につながりにくい理由と、それを乗り越える方法について解説しました。大切なのは、「完璧」だけではありません。「自分の能力には限界がある」と認めたうえで仕事の経験が浅い場合は、上司に報告してフィードバックを受けるなどの点を意識しましょう。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー