更新日: 2024.10.10 働き方

仕事で成果を出しても給与は同期と変わりません…。頑張りを正当に評価してもらう方法とは?

仕事で成果を出しても給与は同期と変わりません…。頑張りを正当に評価してもらう方法とは?
「せっかく仕事で成果を出しているのに、正当な評価をしてもらえない」と感じている方も多いのではないでしょうか。
 
日本企業の多くは年功序列を敷いているため、せっかく仕事で結果を出しても「仕事ができない同期と給料が同じ」というケースは往々にしてあり得ます。「仕事の成果で給料を決めてほしい」と考えている方にとって、年功序列は「頑張るだけ無駄」と感じ、受け入れられない制度といえるでしょう。
 
本記事では、仕事の頑張りを正当に評価してほしいと考えている方に向けて、対策法を解説します。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

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年功序列の弊害

日本企業の多くは、年功序列制度を敷いています。年功序列の企業では、給与水準は会社の規則によって決定するケースがほとんどです。年齢や勤続年数が重視され、仕事量や仕事の成果はほとんど給与に反映されません。
 
そのため、「部内で一番仕事ができるのに、同期と給料が変わらない」「自分より働いていない上司のほうが高い給料をもらっている」というケースが往々にしてあり得ます。
 
年功序列は、「安定した昇給が見込める」というメリットがある反面、若くて仕事ができる社員が割を食う仕組みといえます。給料アップを実現するには「時間の経過を待つ」以外に、ほとんど対策がないことから、「頑張るだけ無駄」と感じて働くモチベーションを失ってしまうのも無理はありません。
 
近年は、若くて優秀な社員のモチベーション低下や離職を防ぐために、成果給を導入する企業も増えています。とはいえ、まだまだ日本企業では年功序列の色合いが濃いのが現実です。
 

約3人に2人が現在の年収に不満を抱えている

株式会社スタジオテイル(東京都新宿区)が運営する「みんなの転職『体験談』では、2023年2月に会社勤務している20〜50代の400名に対して、現在の年収への満足度と年収アップへの取り組みについてアンケート調査」を行いました。
 
結果は、現在の年収に「満足している」「少し満足している」と答えた人は全体の33%、「少し不満」「不満」と答えた人は67%でした。つまり、約3人に2人は現在の年収に不満を抱いていることになります。
 
また、「年収アップのための取り組みをしていますか?」という問いに対して「取り組んでいる」と回答した人の割合は74%でした。具体的には、複業や資格の取得、スキルアップを挙げている人が多いです。
 
「自分の成果やスキルを正当に評価してほしい」と考えている方の根本的解決につながる対処法は、下記のとおりです。
 

●給与体系が出来高・成果給の会社へ転職する
●外資系企業へ転職する

 
給与体系が出来高・成果給の会社や外資系企業は、スキルや成果が重視されることが多いため、「自分は高い市場価値を有している」という自信がある場合は転職を検討するといいでしょう。
 
また、必要に応じてスキルをアップデートすること、転職市場における人材のニーズを把握することも欠かせません。転職エージェントを利用すると、有益な情報を得られる可能性が高いです。
 
転職エージェントは転職市場に精通しているため、相談者に合った求人を紹介してくれます。各企業の特徴や風土などを説明してくれるなど、持っている情報を教えてくれるため、入社後のミスマッチも起こりにくいです。
 
必要に応じて給与交渉のサポートも受けられるため、現在の職場における給与体系に不満を感じている方は、転職エージェントなどのサービスを利用しながら転職を検討していくとよいでしょう。
 

まとめ

公務員や旧態依然とした企業は年功序列の色合いが強く、若手社員が給料に対する不満を感じやすいです。しかし、残念ながら年功序列の職場では、若手社員の働きが「頑張るだけ無駄」になってしまうことがあります。
 
「仕事の成果やスキルをきちんと評価してほしい」と考えている方は、給与体系が出来高・成果給の会社や外資系企業への転職を検討するとよいでしょう。
 

出典

株式会社スタジオテイル みんなの転職「体験談」 現在の年収に満足してる? 年収アップへの取り組みは? 400名へのアンケート結果

 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

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