更新日: 2024.10.10 貯金

アメリカに一年語学留学するには、どれくらいの資金が必要? 期間工をすれば、どれくらいで貯められる?

アメリカに一年語学留学するには、どれくらいの資金が必要? 期間工をすれば、どれくらいで貯められる?
アメリカ語学留学は多くの学生にとっての夢であり、その実現のためには経済的な面での計画が必要です。留学費用は、主に授業料と生活費の2つに大別されます。それをまかなうためにはどれくらい働けばよいのでしょうか。
 
この記事では、アメリカ語学留学費用と、その収入を得るための期間工の就労期間の関係について解説していきます。
FINANCIAL FIELD編集部

執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)

ファイナンシャルプランナー

FinancialField編集部は、金融、経済に関する記事を、日々の暮らしにどのような影響を与えるかという視点で、お金の知識がない方でも理解できるようわかりやすく発信しています。

編集部のメンバーは、ファイナンシャルプランナーの資格取得者を中心に「お金や暮らし」に関する書籍・雑誌の編集経験者で構成され、企画立案から記事掲載まですべての工程に関わることで、読者目線のコンテンツを追求しています。

FinancialFieldの特徴は、ファイナンシャルプランナー、弁護士、税理士、宅地建物取引士、相続診断士、住宅ローンアドバイザー、DCプランナー、公認会計士、社会保険労務士、行政書士、投資アナリスト、キャリアコンサルタントなど150名以上の有資格者を執筆者・監修者として迎え、むずかしく感じられる年金や税金、相続、保険、ローンなどの話をわかりやすく発信している点です。

このように編集経験豊富なメンバーと金融や経済に精通した執筆者・監修者による執筆体制を築くことで、内容のわかりやすさはもちろんのこと、読み応えのあるコンテンツと確かな情報発信を実現しています。

私たちは、快適でより良い生活のアイデアを提供するお金のコンシェルジュを目指します。

留学のための主な費用とは?

語学留学に必要な費用としては学校に納入する授業料と現地での生活費です。以下で、その概要について考えます。なお、レートは1ドルを150円で計算してあります。
 
・授業料
文部科学省のサイトによれば、アメリカには大学の付属校や独立した語学学校が数多く存在します。
 
大学付属の語学学校では、週20~25時間の授業を受けるための料金が、4週間で約15万円(約1000ドル)からです。私立語学学校の場合、週20時間の授業を受ける料金は、同じく4週間で約12万円(約800ドル)程度となっています。
 
・生活費
語学学校の留学生にはさまざまな滞在方法が提供されています。ホームステイの場合、4週間の滞在費は2食付きで約9万円(約600ドル)からです。
 
一方、学生寮の場合、9週間の滞在費は二人部屋で約13万5000円(約900ドル)からとなっています。ホームステイは現地の文化や習慣を直接学べるメリットがあり、学生寮は学生同士の交流が豊かになるという特徴があります。
 

アメリカ・サンディエゴでの1年間の語学留学にはいくらかかる?

ある留学コンサルタントによると、アメリカ東海岸にあるサンディエゴでの3ヶ月(90日間)の留学に必要な主な費用として、以下のような試算が出されています。なお、レートは1ドルを150円で計算してあります。


・授業料

一般英語コース(週20レッスン)を3ヶ月受講で57万6000円(3840ドル)
 
・入学申請料
2万2500円(150ドル)
 
・滞在費
ホームステイ(1人部屋、朝夕2食付き)で48万6000円(3240ドル)

この段階で、108万4500円です。その他、現地での食費(10ドル/日)、交通費(72ドル/月)、お小遣い(1200ドル/3ヶ月)などの合計額が34万7400円(2316ドル)となります。
 
それらを合わせた合計金額は3ヶ月間で143万1900円です。これを4倍にすると572万7600円なので、単純に計算して1年間のアメリカ語学学校在籍に必要な費用は約570万円程度といえます。ここには渡航費などは含まれていないので、実際には600万円が目安になるでしょう。
 
もちろん、サンディエゴは比較的大都市であり、アメリカ都市の中でも物価は高いほうなので、予算に合わせてよりリーズナブルな学校や場所を選ぶことも可能です。
 

期間工を2年間続けると目標金額に

国内の自動車メーカーの期間工の場合、月収は約30万円程度で募集されているようです。
 
諸手当を入れると年収400万円台になるようですが、貯蓄のために切り詰めて生活すれば、家賃や光熱費などが要らないので300万円を貯められるとしましょう。そうすると、2年間で約600万円となり、アメリカ留学に必要な金額をカバーできます。
 

余裕を持った資金計画を

アメリカに一年語学留学するには、おおよそ600万円が目安になるという試算を紹介しました。そのための資金を期間工で稼ぐとすると、2年間必要といえます。
 
もちろん、条件によって留学に必要な金額や、期間工の収入は変わるため、目安に過ぎませんが、期間工で年単位の就労が必要なことは確実なようです。さまざまな面で余裕を持った計画が望まれます。
 

出典

文部科学省 アメリカ留学の高校生・大学生向けガイド | トビタテ!留学JAPAN
 
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー

PR
FF_お金にまつわる悩み・疑問 ライターさん募集