更新日: 2024.10.10 家計の見直し
30代前半で1人暮らし、お総菜や外食で食費が膨らみます。どのくらいが平均なのでしょうか?
本記事では、1人暮らしの人の食費や外食費などのデータを紹介しつつ、毎月の食費を抑える方法についても考えてみます。
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部(ふぁいなんしゃるふぃーるど へんしゅうぶ)
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1人暮らしの人が食料や外食などにかける費用
総務省統計局の「家計調査」から、単身世帯における食料費の平均をみてみましょう。2022年の調査結果によると、勤労単身世帯における1ヶ月あたりの平均食料費は、4万301円です。34歳以下の人に限定すると3万5014円と、平均と比べて5000円ほど少なくなっています。
つづいて、食料費のうち外食にかかる平均費用をみてみましょう。勤労単身世帯における1ヶ月あたりの平均外食費は、1万1492円です。34歳以下の人の平均は1万4023円と、こちらは食料費全体と異なり、平均よりも高い結果となっています。同じ1人暮らしでも、30代前半までの人は、外食にかける金額が多くなる傾向があるといえるでしょう。
一般的なお総菜は、いわゆる調理食品に含まれます。家計調査では、この調理食品の平均金額も公表しているのでみてみましょう。働いている1人暮らしの人が調理食品にかける1ヶ月あたりの平均金額は、8502円でした。34歳以下の人の平均は6987円と、食料全体にかける費用と同様に、平均よりも少ない金額となっています。
・お酒やお菓子にかける費用
お総菜のついでに買ってしまいがちな、お酒やお菓子にかける費用もみておきましょう。働いている1人暮らしの人が酒類にかける1ヶ月あたりの平均金額は、2406円でした。34歳以下の人の平均は、1053円となっています。同様に菓子類は、全体では3027円、34歳以下の人は2771円です。
人によって何にお金を使うのかは異なりますが、お酒やお菓子に毎月それなりの金額を費やしている人も多くいるといえるでしょう。
毎月の食費を抑える方法はやはり自炊
食費が膨らむ原因が、お総菜の購入や外食にあると自覚しているということは、お金の使い方の改善を望んでいるともとらえられます。まずは、自分の毎月の食費や、そのうちの外食費などが、比較的属性が近いと思われる人たちの平均額と比較して多いか少ないかを確認してみましょう。もし多いようであれば、食費を抑える取り組みが求められます。
毎月の食費を抑えるには、意識を変えなければいけません。そのうえで、食費を抑えるための行動に出る必要があります。食費を抑える代表的な方法は、やはり自炊です。できるかぎり、自宅で食べる回数を増やしてみましょう。例えば、お総菜はおかずだけを買って、ご飯や汁物などを自宅で用意すれば、徐々に自炊の習慣も身につきます。
お総菜を買うついでにお酒やお菓子も購入している人は、カロリーや健康面から考えても、少しずつ控えたほうがよいでしょう。自炊や節約が当たり前となると、徐々に食費も減っていきます。
食費が平均よりも多い場合は少しずつ自炊を始めよう
統計をみると、34歳以下の単身世帯における食料費は、1ヶ月あたり平均で3万5000円ほどです。まずは、この金額と比較して自分の食費が多いか少ないかを確認します。多い人や、少ないけれどもお総菜や外食で食費が膨らんでいると自覚している場合には、自炊を始めてみましょう。お酒やお菓子なども買い控えると、さらに食費を減らせます。
継続できれば経済的にも楽になり、将来や趣味・レジャーなどのほかのことにもお金を回せるようになるでしょう。
出典
総務省統計局 家計調査 家計収支編 単身世帯 2022年 表番号2
執筆者:FINANCIAL FIELD編集部
ファイナンシャルプランナー